「Yahooショッピングで商品の売上が伸びない」などと悩まれている方もいるでしょう。
とくに、出店したばかりの方は、商品の売上が伸びない状況に直面しがちです。
その場合は、Yahooショッピング分析・リサーチルールを導入するのがおすすめです。
定量的なデータで競合や市場を分析できるため、独学で店舗を運営するよりも高い効果を期待できます。
本記事では、おすすめのYahooショッピング分析・リサーチツールを、有料と無料を合わせて10選紹介します。
本記事を最後まで読めば、自社に適したツールがわかるため、参考にしてください。
目次
Yahooショッピング分析・リサーチツールとは
Yahooショッピング分析・リサーチツールとは、人気商品の動向を分析したり、キーワードの検索ボリュームを調べたりできるツールです。また、自社商品の売上や動向の把握も可能です。
店舗を拡大していくうえで、ツールの利用は欠かせません。有料のものもあれば無料のツールもあるため、自社に適したものを選びましょう。
Yahooショッピング分析・リサーチツールの5つの選び方
Yahooショッピング分析・リサーチツールの選び方は次の5つです。
- ツールの使い方は詳しく解説されているか
- 自社に見合った価格か
- 機能は充実しているか
- UIや操作性はシンプルか
- サポート体制は充実しているか
それぞれ解説します。
ツールの使い方は詳しく解説されているか
Yahooショッピング分析・リサーチツールを運営している業者のホームページやブログで、ツールの使い方が詳しく解説されているか否かを確認しましょう。有料のツールの場合は、使いこなせなければ費用面で損をします。
業者のホームページやブログでツールの使い方が詳しく解説されていれば、初心者の方でも安心してツールを導入できます。
自社に見合った価格か
Yahooショッピング分析・リサーチツールには、有料・無料のツールがあります。有料のツールには、月額2,000円ほどで導入できるものから10,000円以上かかるものもあります。費用の振り幅は大きいため、自社の予算に応じたYahooショッピング分析・リサーチツールを選びましょう。
機能は充実しているか
Yahooショッピング分析・リサーチツールには、幅広い機能を揃えたものから特定の機能に絞ったツールが存在します。自社に必要な機能が備わったツールを選びましょう。たとえば、競合を分析したい方は、競合が出品している商品や売上高を把握できるツールを選ぶと良いでしょう。
また、広告の出稿を考えている方には、競合が打っている広告の費用対効果を調べられるツールを導入するのも一つです。
いずれにせよ、Yahooショッピング分析・リサーチツールを選ぶ際は、自社に必要な機能を備えているか否かを確認することが大切です。
UIや操作性はシンプルか
とくにYahooショッピング分析・リサーチツールの利用がはじめての方は、画面のUIや操作性も重視しましょう。UIの配置や操作性が優れているほど、操作に迷う可能性が低くなります。
ツールによっては、業者のホームページにUIが画像で載っています。また、無料お試し期間を提供しているツールもあります。有料のツールを導入する際は、業者のホームページを確認したり無料期間を試したりして、UIや操作性を把握しておきましょう。
サポート体制は充実しているか
Yahooショッピング分析・リサーチツールを利用していくと、操作性や機能の活用方法で悩むことがあります。このような悩みは、スムーズに解消したいはずです。そのため、ツールを導入する際はサポート体制を確認しましょう。
メールのみでの問い合わせに対応しているのか、電話でも相談を受けてくれるのかなどを確認してからツールを導入すれば、困った際でも安心できます。
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【有料】おすすめのYahooショッピング分析・リサーチツール5選
有料でおすすめのYahooショッピング分析・リサーチツールは、次の5つです。
- aucfanPro.Plus
- セカンドイレブン
- Storoid
- NintECommerce
- MarketTools
それぞれ解説します。
おすすめのYahooショッピング分析・リサーチツール1.aucfanPro.Plus
aucfanPro.Plusは、月額11,000円(税込)で導入できるYahooショッピング分析・リサーチツールです。特徴は次の2つです。
- 市場のトレンドを把握しやすい
- 競合分析を正確に行える
aucfanPro.Plusでは、商品やキーワードごとの価格推移や売上数を比較できます。また、競合の商品が売れた時間や何が売れたかを確認できるため、市場のトレンドを把握しやすいです。
加えて、過去10年の市場の分析や700億以上のデータ蓄積により、競合分析をより正確に行えます。aucfanPro.Plusを利用すれば、過去のデータを細かく調べられるため、効果の高い戦略を立案できるでしょう。
おすすめのYahooショッピング分析・リサーチツール2.セカンドブレイン
セカンドブレインは、月額4,400円(税込)で導入できるYahooショッピング分析・リサーチツールです。特徴は次の3つです。
- 高速でPDCAを回せる
- Yahooショッピングのデータをワンクリックで取得できる
- 機能を単体で導入できる
セカンドブレインでは、仮説検証と効果検証にかかる時間が、最短で5秒です。CSV出力対応により、高速なPDCAサイクルを実現します。Yahooショッピングで売上を伸ばすうえで、PDCAサイクルは必須な要素です。高速でPDCAサイクルを回せるセカンドブレインであれば、業務時間の短縮も可能です。
また、自社ページへのアクセス数や売上高などのデータを自動で取得してくれます。取得したデータは、ワンクリックでダウンロードできるため、市場分析に必要な手間を省けます。
加えてセカンドブレインは、機能を単体で導入可能です。たとえば、PDCAサイクルを回したい方は、仮説や効果検証などに特化した機能だけ導入できます。市場のデータを分析したい方は「モール分析データ自動取得機能」だけを導入できます。
費用は、PDCAサイクルの機能が月額9,900円(税込)、モール分析データ自動取得機能は、月額4,400円(税込)からです。
セカンドブレインは「機能を単体で導入したい」という方にとくにおすすめです。
おすすめのYahooショッピング分析・リサーチツール3.Storoid
Storoidは、月額9,982円(税込)で導入できるYahooショッピング分析・リサーチツールです。aucfanPro.Plusを作った業者が提供しています。特徴は、正確に市場を分析できる点です。
市場の分析項目は、大きく次の3つに分かれています。
- 商品
- 店舗
- カテゴリ
商品分析では、商品の価格や競合の出品数などを確認できます。この機能は、競合との類似商品を出品する際の、価格選定にも役立ちます。
店舗分析では、狙った店舗のデータを全て把握できます。具体的には、その店舗が出品している商品の利益率や売上高などを把握可能。せどりを行っている方でも活用できる機能です。
カテゴリ分析では、カテゴリごとに売れている商品や、その商品を出品している店舗を確認できます。商品分析や店舗分析、カテゴリ分析を組み合わせて活用すれば、競合のデータを正確に把握できます。
店舗とカテゴリ分析の結果はグラフで一元化できるため、情報収集も容易です。
おすすめのYahooショッピング分析・リサーチツール4.NintECommerce
NintECommerceの特徴は、次の2つです。
- 戦略の立案を高速化できる
- 競合が出稿している広告の価格推移を調べられる
NintECommerceでは、Yahooショッピング内のジャンル別や商品売上ごとのデータを把握できます。また、商品トレンドの動向も把握できます。これらの機能を活用すれば、手動で一から市場を分析する必要がないため、戦略の立案を高速化できるでしょう。
また、NintECommerceでは、競合が出稿している広告の価格推移を調べられます。競合の広告の費用対効果を把握することで、自社も同様の広告を出稿すべきか判断できるでしょう。
広告運用も視野に入れている方は、NintECommerceの導入を検討するのも良いでしょう。
なお、費用は導入する機能により異なるため、詳しくはNintECommerceにお問い合わせください。
おすすめのYahooショッピング分析・リサーチツール5.MarketTools
MarketToolsの特徴は次の3つです。
- 売れる商品を自動で見つけてくれる
- 独自のアルゴリズムから売上データを把握できる
- 費用をおさえて導入できる
MarketToolsは、売れる商品を自動で見つけて、それを登録したメールアドレスに送信してくれます。売れる商品を手動で探す手間を省けるため、業務の効率化が可能です。
また、MarketToolsは、独自のアルゴリズムを導入しています。競合が販売している商品データを正確に把握できるため、自社が取り扱う商品を選定する際のヒントになります。
加えて、MarketToolsは、月額2,000円(税込)から導入できます。Yahooショッピング分析・リサーチツールの導入に10,000円前後かかることも多く、出店したばかりの方は気軽に導入できないかもしれません。
MarketToolsであれば、初心者の方でも気軽に導入できるでしょう。
【無料】おすすめのYahooショッピング分析・リサーチツール5選
無料でおすすめのYahooショッピング分析・リサーチツールは次の5つです。
- Google analytics
- Google Search Console
- Oxcim®︎
- FC2アクセス解析
- アクセス解析研究所
それぞれ解説します。
おすすめのYahooショッピング分析・リサーチツール1.Google analytics
Google analyticsは、企業のホームページや個人ブログ、ECサイトの分析など幅広く活用されています。ユーザーの行動やコンバージョン率を分析できるため、自社の店舗を拡大するのにも役立ちます。
ユーザーの行動分析を活用すれば、自社の商品ページに訪れたユーザーが、そのページを離脱した理由を分析することが可能です。離脱された原因の箇所、たとえば「商品画像」や「商品の説明欄」などを改善していけば、商品の購入率を高められるでしょう。
また、ユーザーの行動分析はコンバージョン率にも関わってきます。商品ページを離脱される原因を解消していけば商品購入率は次第に上がっていくため、結果としてコンバージョン率も高くなるでしょう。
Google analyticsは無料でありながら、充実した機能を兼ね備えているため、基本的に導入するのがおすすめです。
おすすめのYahooショッピング分析・リサーチツール2.Google Search Console
Google Search Consoleは、Google analyticsと併用して活用するのがおすすめです。Google Search Consoleでは、商品ページの表示回数を確認できます。そのため、全商品ページの表示回数を、Google Search Consoleで出力して、Google analyticsで商品ごとのページを細かく分析していきましょう。
おすすめのYahooショッピング分析・リサーチツール3.Oxcim®︎
Oxcim®は、無料でありながら次の2つの機能が充実しています。
- マーケットビュー
- KPIビュー
マーケットビューでは、カテゴリーごとの商品の売上および過去の動向などを把握できます。この機能は、一般的に有料のYahooショッピング分析・リサーチツールにしか導入されていません。無料で市場を分析できることは、Oxcim®︎の大きな魅力の一つです。
また、KPIビューでは、出品物をカテゴリーなどの特定のグループに分けて管理できます。管理項目には「売上」や「閲覧数」などが含まれるため、ユーザーの動向を把握するのに役立ちます。
加えて、管理項目に問題がある場合は、原因を特定してくれます。Oxcim®を活用して自社の問題点を解消していけば、売上は次第に伸びていくでしょう。
おすすめのYahooショッピング分析・リサーチツール4.FC2アクセス解析
FC2アクセス解析は、名前のとおり、アクセス解析に特化したツールです。無料でありながら、リアルタイムや過去のアクセス解析が可能です。また、解析する際に自身をアクセスにカウントしない設定もあります。
通常、自身も商品ページに入れば1アクセスとして解析されます。商品ページのアクセス数が少ない場合、自身もカウントされると正確なデータを収集できません。FC2アクセス解析では、その問題を解消できます。
加えて過去のアクセス解析では、4ヶ月間のログを把握できます。リアルタイムと過去のアクセス解析を活用すれば、自社商品の人気度や動向分析に役立てられます。
おすすめのYahooショッピング分析・リサーチツール5.アクセス解析研究所
アクセス解析研究所は、リアルタイムの解析機能に加えて、特定のユーザーの動向を把握できます。商品ページを訪れたユーザーに名前をつけて、個別に管理することも可能です。管理したユーザーの動向は、秒単位で把握できます。
加えて商品ページに訪れた際のデバイスや住まいの地域の特定も可能。自社のファンを獲得するうえで、アクセス解析研究所は外せないツールです。
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Yahooショッピング分析・リサーチツールを利用するする際の2つの注意点
Yahooショッピング分析・リサーチツールを利用する際の注意点は次の2つです。
- 商品価格を無理に競合に合わせない
- 1つの分析結果だけで結論を導き出さない
それぞれ解説します。
商品価格を無理に競合に合わせない
商品価格を無理に競合に合わせないことは、Yahooショッピングに出店するうえで大切です。自社と競合では資金力や商品の取り扱い数が異なります。競合が商品を安く出品している場合は、資金力があるからこそ運営が成り立っている可能性があります。
資金力が競合よりない店舗が、競合と同一価格で出品しても、大きな成果は見込みにくいでしょう。そのため、商品価格を無理に競合に合わせないことが大切です。
一つの分析結果だけで結論を導き出さない
Yahooショッピング分析・リサーチツールは、特定の商品をリアルタイムや過去のデータから分析できます。リアルタイムの分析結果のみで良し悪しを決めるのではなく、過去のデータも参考にしましょう。
リアルタイムで売り上げが悪くても、過去の売り上げが良い場合は、季節性の商品の可能性があります。この場合は、季節に応じて取り扱う商品を選定するなどの戦略を立案できます。
そのため、一つの分析結果だけでなく、複数のデータを参考にどのような戦略を立てるか決めましょう。
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まとめ
Yahooショッピング分析・リサーチツールを10選紹介しました。ツールにより特徴は異なるため、価格や機能の充実さなどをもとに、自社に適したものを選びましょう。
また、ツールの導入後は、商品価格を無理に競合に合わせなかったり、一つの分析結果だけで結論を導いたりしないことが大切です。
Yahooショッピング分析・リサーチツールを適切に運用できれば、自然に売上率は伸びていくでしょう。