株式会社Wacworks 代表取締役社長 舟瀬 
複数あるECサイトを運営している方の中には、
「手作業で在庫更新をするのに時間がかかっている」
「セールのときにひとつひとつのショップにログインして価格変更をするのが面倒」
「注文ステータスの管理数が膨大で日々時間に追われている……」
という悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。
一元管理ツールを使ってすべての作業をまとめると、日々の業務が一気に楽になりますよ。
今回は、複数あるECサイト運営の作業を一元管理できるCROSS MALL（クロスモール）というツールを紹介します。
機能、料金、サポート体制についてお伝えしますので、ECサイト運営の効率化を目指している方はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
クロスモールとは
クロスモールとは、ECサイト運営で必要な業務をすべて一元管理できるソフトです。
在庫管理や商品登録、受注管理、発注・仕入管理などの作業をサポートし、効率アップを実現します。
店舗や外出先など、どこにいてもアクセスや操作ができるのも嬉しいポイント。
2020年には導入企業数が1,500社を突破した人気ツールです。
クロスモールの対応モール・カート
クロスモールはさまざまなモール・カートに対応しています。
以下、対応しているモール・カートを一部まとめました。（2023年5月時点）
| モール名 | 在庫管理 | 商品登録 | 受注管理 |
|---|---|---|---|
| 楽天市場 | ○ | ○ | ○ |
| Yahoo!ショッピング | ○ | ○ | ○ |
| Amazon | ○ | △（商品カタログに登録済の商品データは一元管理可） | ○ |
| au PAY マーケット(旧au Wowma!) | ○ | ○ | ○ |
| Qoo10 | ○ | – | ○ |
| dショッピング | ○ | – | ○ |
| JRE MALL | ○ | – | ○ |
| ポンパレモール | ○ | ○ | ○ |
| LINE ギフト | ○ | – | ○ |
| RoomClipショッピング | ○ | – | ○ |
| ヤマダモール | ○ | – | ○ |
| スーパーデリバリー | ○ | – | ○ |
| メルカリ Shops | ○ | – | ○ |
| 楽天ラクマ | ○ | – | ○ |
| ヤフオク！ | ○ | – | ○ |
| カート名 | 在庫管理 | 商品登録 | 受注管理 |
|---|---|---|---|
| MakeShop | ○ | ○ | ○ |
| BASE | ○ | – | ○ |
| Shopify | ○ | – | ○ |
| Facebook/Instagramショップ機能 | ○（購入（決済）は自社ECカートにて） | ○（購入（決済）は自社ECカートにて） | – |
| 自社サイト・カート | 順次対応、個別対応も可 | ||
| その他 | |||
その他対応モール・カートは公式HPをご覧ください。
クロスモールの機能
クロスモールには、以下のような機能がついています。
①在庫管理
②商品登録
③商品複製
④受注管理
⑤受注処理自動化
⑥発注・仕入管理
⑦セット品の管理
⑧分析
⑨実店舗・卸との連動
各機能の詳細とメリットを解説していきますね。
なお、2023年5月時点の情報ですので、最新情報は公式HPをご覧ください。
在庫管理
複数あるECサイトの在庫を一元管理できます。
機能の詳細とメリットをまとめました。
| 詳細 | メリット |
| 運営しているすべてのECサイトの在庫数を自動で更新・同数を表示 | ・「在庫がないのに注文が入ってしまった……」という事態を防ぐ ・数が少ないものでもすべてのショップで販売できる |
| 売れ筋のものを、各ショップにどう振り分けるか設定できる | 5〜10分のタイムラグによる在庫切れのリスクを抑えられる |
| 在庫0のものや発注点を割ったものを一覧で表示（発注点は商品単位で決められる） | 今発注すべきもの、生産すべきものは何か、迅速に把握できる |
| 登録している在庫数から確保しておきたい在庫数を引いた数をショップに表示 | 一定の在庫を確保し、返品や交換時のトラブルを防ぐ |
商品登録
複数あるECサイトの商品ページをまとめて編集できます。
機能の詳細とメリットをまとめました。
| 詳細 | メリット |
| 各ショップの管理画面にログインすることなく、商品登録ができる | 出品作業の負荷を軽減 |
| 作成した商品ページを他のショップに複製できる（複製先や項目も選択可） | 多店舗展開をスムーズに行える |
| 商品名やキャッチコピー、価格などをまとめて編集できる | ・更新作業の工数を軽減できる ・セール時のキーワード差し込みや価格変更が簡単になる |
商品複製
複数あるECサイトの商品ページ編集をさらに楽にできます。
機能の詳細とメリットをまとめました。
| 詳細 | メリット |
| ・標準の複製項目以外に項目を決められる ・キーワードの差し替えができる ・URLの差し替えができる | ・より商品ページ作成工数を削減できる ・置き換え設定をすると「楽天特別価格」→「Amazon特別価格」に変更できる |
受注管理
複数あるECサイトの受注管理業務をまとめて実行できます。
機能の詳細とメリットをまとめました。
| 詳細 | メリット |
| 複数あるECサイトの注文ステータスを表示 | 各ショップにログインせずに迅速に注文ステータスを把握できる |
| 各種メール（注文確認、入金確認、発送確認メールなど）をまとめて送信できる | 注文ステータスごと、PC・モバイルごとにメールテンプレートを作成できる |
| 複数あるショップの各種伝票、送り状用データをまとめて作成・出力可能 | 伝票、送り状を作成する工数を削減できる |
受注処理自動化
注文ステータスの自動振り分けが可能で、要確認・修正となった注文のみ人が確認します。
「Aを購入した人には送料無料など」特定の対応ルールを決めて自動処理も可能です。
他社システムとの違いとメリットをまとめました。
| 詳細 | メリット |
| 注文を処理したときにボタンで自動化の設定ができる | ・自動化設定の工数を削減できる ・毎日同じ条件で自動化でできる |
| 実際に注文が来たときにどのような処理が行われるのかあらかじめ確認できる | 設定ミスによるトラブルを防ぐ |
発注・仕入管理
複数あるECサイトの発注・仕入れをまとめて管理できます。
機能の詳細とメリットをまとめました。
| 詳細 | メリット |
| 商品ごとに発注点を決めて、在庫数が発注点に達すると発注候補データを自動で作成する（発注数も自動で算出） | 発注漏れを防ぐ |
| 仕入れ先ごとに発注書を発行 | 発注書発行の工数を削減できる |
| 仕入れデータを入力すると発注残の管理ができる | 細かく仕入れの管理ができる |
| ECサイトに在庫数が反映するタイミングを、発注時・仕入時から選べる | 納期の短いものは発注時に在庫数を反映できる |
| 上長など他の人が確認した後に発注・仕入データを確定できる | 発注・仕入れのミスを防ぐ |
セット品の管理
セット品が売れると、構成している単品の在庫も更新できるようになっています。
機能の詳細とメリットをまとめました。
| 詳細 | メリット |
| 単品とセット品の在庫を連携してまとめて管理ができる | ・セット販売用の在庫を持たなくて良い ・在庫配分の工数を削減できる |
分析
どのショップがどのくらい売れているのかを把握でき、マーケティング施策に使えます。
機能の詳細とメリットをまとめました。
| 詳細 | メリット |
| ・店舗・商品・カテゴリ別の分析 ・週推移・期間対比の分析 ・ベスト・ワースト、滞留在庫の分析 | ・分析工数を削減できる ・生産・販促計画が立てやすい |
実店舗・卸との連動
ECサイトと実店舗を連動させると、より効率的な運営が可能です。
機能の詳細とメリットをまとめました。
| 詳細 | メリット |
| ・実店舗でものが売れたときに自動で各ECサイトの在庫を更新できる ・卸販売の管理もできる | 売り越しリスクを削減できる |
クロスモールのサポート体制
クロスモールは、導入から運営までサポート体制が充実しています。
初めてシステムを導入する方でも安心して利用できるでしょう。
| 導入前 | ヒアリング |
| 申し込み後 | 専任の担当者がサポート ・利用開始までのスケジュールの共有 ・商品データを整備するサポート ・各種設定・使い方のレクチャー |
| 導入後 | 専任の担当者がサポート ・各種モールの仕様変更に対応 ・機能がバージョンアップしたときの案内 |
クロスモールの料金
クロスモールで1番人気の料金プランは「初期費用0円プラン」です。
商品課金や受注課金はありません。
従量課金制ではなく、月額5,000円から利用できます。
| プラン名 | スーパーライトプラン | プラン1000 | プラン3000 | プラン5000 | プラン15000 |
| 月額料金 | 5,000円×サイト数（〜3サイト） | 9,000円×サイト数 | 14,000円×サイト数 | 18,000円×サイト数 | 23,000円×サイト数 |
| 商品点数 | 〜1,000点（注文数500件まで） | 〜1,000点 | 〜3,000点 | 〜5,000点 | 〜15,000点 |
導入を検討している方はWEB、電話で問い合わせができますよ。
なお、2023年5月時点の情報ですので、最新情報は公式HPをご覧ください。
クロスモールとネクストエンジンの比較
複数あるECサイトの作業を一元管理するツール、クロスモールとネクストエンジンを比較しました。
料金、特徴、機能をまとめています。
なお、2023年5月時点の情報ですので、最新情報は公式HPをご覧ください。
| クロスモール | ネクストエンジン | |
| 料金 | 5,000円/月〜 | 3,000/月〜 |
| 特徴 | サポート体制が充実 | カスタマイズ性が高い |
| 機能 | 在庫管理・商品登録・商品複製・受注管理・受注処理自動化・発注・仕入管理・セット品の管理・分析・実店舗・卸との連動 | 在庫管理・商品登録・受注管理・メール送信・発注・仕入・メールマーケティング・POS連携・基幹システム連携・決済サービス連携・送り状発行システム連携・倉庫連携・アプリによるカスタマイズ |
どちらも導入企業数の多いツールなので信頼性もありますね。
ネクストエンジンについてはこちらの記事で解説しています。
ecgrowthlabo.comクロスモールで複数のEC運営もラクラク
クロスモールを使うと、ECサイト運営に必要な作業をまとめて行うことができるので、複数のサイトを運営している方の負担を削減できます。
1日に膨大な数の注文を人がチェックすると、他の業務に手が回らなかったり、ミスが発生したりとデメリットは多いです。
自動化できるところはシステムに任せて業務効率を上げましょう。
浮いた時間をマーケティング施策などの重要な業務に回すと売上も上がります。
導入を検討している方は、月額固定の初期費用0円プランがおすすめです。
商品課金・受注課金がなく、サポートも充実しているので安心して利用できますよ。
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