ヤフーショッピングは無料で始められる通販サイトで、多くのショップが存在します。
誰もがショップを開店できるため、初心者の人でも挑戦しやすいECサイトです。
しかし、無事出店できたものの「ストア構築が難しくて開店準備まで進んでいない」と悩む人も多く存在します。
この記事では、ヤフーショッピングのストア構築に悩んでいる人に向けて、いくつかのツールを活用してストア構築を1カ月以内で完了させる方法を解説します。
目次
【ヤフーショッピング】ツールを活用したストア構築は1カ月以内で終わる
ヤフーショッピングで出店するには、さまざまなステップをふまなければならない「ストア構築」を終わらせる必要があります。
ヤフーショッピングのストア構築は、1人で黙々と調べながら進めると、難しくて挫折しがちになってしまう部分です。
しかし、実際は初心者でも1カ月以内で終わらせることが可能です。
なぜ初心者でもストア構築を1カ月以内で終わらせられるのかについて、2点解説します。
ヤフーショッピングのストア構築は初心者でも可能
ヤフーショッピングのストア構築は、初心者の出店者が挫折しやすいと言われている工程です。
どこをクリックすれば何の設定ができるのか分からなかったり、マニュアルを見ても設定方法が分からなかったりする人もいるため、代行業者へ外注するケースも多くあります。
しかし、ストア構築は外注に頼らずとも、初心者でも終わらせられます。
慣れるまでは大変に感じるでしょうが、一度ストア構築を自分で終わらせると、その後のストアの修正や変更、店舗を増やしたいときなど、すぐに対応できるようになるのです。
ヤフーショッピングのストア構築用のツールさえ活用できるようになれば、時間のかかる部分も効率的に進行可能になり、1〜3時間ほどで終わらせられるようになります。
ショップ運営を始めるにはストア構築から着手する必要がある
ヤフーショッピングで出店するまでの間に、デザイン案がたくさん思い浮かんだり、カテゴリーを何にしようかと考えたりしているでしょう。
他のショップも素敵なデザインだから、ストア構築よりも先にそちらを進めたいという気持ちもあるでしょう。
しかし、何よりも優先すべき事項が「ストア構築」です。
ヤフーショッピングのストア構築は、一定期間以内に完了していないと、出店審査が取り消されるケースがあります。
初心者がストア構築を終わらせるまで、人にもよりますが、平均2〜3週間ほどかかります。
また、その後の出店審査で1週間ほどかかり、場合によっては運営から修正依頼が届くため、急いで対応しなければなりません。
審査取り消しになると、また1からの構築になってしまうので、できるだけ1カ月以内でストア構築から審査通過までを終える必要があります。
デザインやカテゴリは後からでも変更可能です。
まずはストア構築を完了させることを第一に進めましょう。
【ヤフーショッピング】ストア構築ですべきこと
ストア構築では必ず「出店申請」「商品ページの作成」「SEO対策」の3点をおこなわなければなりません。
簡単な文言だけ入力して申請や商品ページ作成ができるものでも、ユーザーがすぐにショップへアクセスしてくれるわけでもないのです。
それぞれをしっかりと構築することにより、ショップ開店後により効率化を図れるようになるので、ぜひ参考にしてください。
出店申請
出店申請には、以下の8点を入力し設定する必要があります。
ただし、状況によっては不要な項目もあるため、しっかり確認しましょう。
- ストア情報(ストア名・紹介文・ロゴ画像・配送遅延のお知らせ設定など)
- 会社情報(法人名・郵便番号・住所・代表者名)
- 免許許可証(免許や許可証が必要な商品を取り扱う場合のみ)
- プライバシーポリシー
- 配送方法・送料
- お買い物ガイド(支払いや返品交換条件など、顧客が買い物するための必要情報)
- カテゴリ・商品登録(最初は1カテゴリ・1商品だけの設定で問題ない)
- 入金回数(Yahoo!JAPANが出店者へ1カ月に支払う金額の回数。1・2・3・6・8回から選べる)
上記の項目の設定が完了したら、出店申請すると、審査状態に入ります。
設定内容を審査結果が届くまでの間に変えてしまうと、再度審査が必要になる可能性があるため、触れずにそのままにしておきましょう。
初めての出店申請で、1度で審査通過することはほぼなく、2〜3回の修正依頼が来るのがほとんどです。
依頼内容に基づいて丁寧に修正し、審査通過するまで根気強く取り組んでください。
商品ページの作成
出店申請を無事通過したら、次は商品ページの作成です。
商品ページでは「商品情報」「商品画像」が必要になります。
商品情報は、ユーザーがアクセスしてくれるための重要なものです。
正しい商品名や関連ワードを入力し、商品のスペック情報や注意事項などをわかりやすく記載しましょう。
また、自身がユーザーだったらどんな情報が欲しいかを、考えながら記載すると具体的になりやすいです。
商品画像は、複数枚の写真を用意しておきましょう。
ユーザーは商品を直接確認できないので、さまざまな角度や視点から写真を撮ることで、サイズ感や仕様を把握しやすくなります。
中古品を取り扱う場合は、ほつれや汚れなどをしっかり画像にしておくと、ユーザーも安心感を得やすいです。
SEO対策
SEO対策とは、ユーザーが検索した時に自身のショップにアクセスしやすくするための対策です。
カテゴリーからアクセスする場合と、キーワードで検索してアクセスする場合があるため、どちらも対策しなければなりません。
特に、そもそものカテゴリーを間違えていたり、商品タイトルで誤字があるとアクセス数が激減してしまうので注意してください。
SEO対策のコツとして、商品タイトルは長すぎず、適切なワードを選定し、無駄な文字装飾は使わないようにしましょう。
以下に例を用意しました。
◯ NIKE AIR FORCE1 ナイキ エアフォース1 26.5cm RED
× 【スニーカー】NIKE 26.5cm ストリート系 エアフォース1 カラー:赤【正規品!】
どちらが分かりやすいか一目で分かります。
ユーザーは読みやすくてかつ気になったものしかクリックしない傾向があるため、できるだけ伝わりやすいキーワードを記載してください。
ヤフーショッピングのストア構築で必要な商品登録の項目
ヤフーショッピングのストア構築では、下記の項目の商品登録が必要です。
- 商品名
- 商品画像
- 商品情報
- プロダクトカテゴリ
- ブランドコード
- JAN/ISBN/コード
ひとつずつ解説します。
商品名
商品名には、商品そのものの名前やユーザーが検索しそうなキーワードを入力します。
文字数を半角150文字以内に納める必要があり、前半部分には(送料無料)(ランキング1位)など購買意欲を刺激するようなワードを入れると効果的です。
なお、装飾文字(★や▲など)を入れるとショップの評価が下がってしまいますので注意してください。
商品画像
商品ページにある1枚目の画像は、ヤフーショッピングの検索結果で表示される画像となります。
全部で20枚まで設定できますので、できるだけ多くの画像を入れることでユーザーが商品を実際に使用しているイメージがしやすくなります。
どのような商品なのか分かりやすく、綺麗に写っている画像を用意しましょう。
商品情報
商品情報を詳細に記入することも大切です。
ユーザーは商品ページにある情報のみで購入するかどうかを決めるのが大半です。
商品に関する説明が少ないと、どのような商品なのか分かりにくく、結果として購入されない可能性があります。
検索されそうなキーワードを入れつつ、商品の魅力を余すことなくアピールしましょう。
プロダクトカテゴリ
プロダクトカテゴリとは、ヤフーショッピングが定めているカテゴリです。
ヤフーショッピングでは、カテゴリ別に商品は表示される仕組みです。
該当のカテゴリに登録しなければ、商品をユーザーに認知されにくいですので、しっかりと登録するようにしましょう。
ブランドコード
ブランドコードとは、ヤフーショッピングがブランド品に定めているコードです。
ブランドコードはプロダクトコードと紐づいているため、プロダクトコードの登録が必須です。
ブランド物を扱うショップでは、ブランドコードの登録も忘れないようにしましょう。
JAN/ISBN/コード
商品には、半角13文字以内のJAN/ISBN/コードを設定できます。
購入したい商品が決まっているユーザーは、JAN/ISBN/コードで検索する場合があります。
コード検索で表示されるためにも、JAN/ISBN/コードを設定しましょう。
ヤフーショッピングのストア構築に活用できるツール3選
ヤフーショッピングのストア構築は、初心者にとって多大な労力になるでしょう。
しかし、それを少しでも軽減したい人は、これから紹介するツールの「クロスマ」「CSVエディター」「シッピーノ」の3点を活用すると、出店までの効率を大幅に高められるようになります。
それぞれの特徴を解説するので、自身に合うツールを見つけ、ストア構築を早期完了させましょう。
クロスマ
クロスマは、月額14,800円で利用できる、ECサイト運営効率化ツールです。
商品ページで掲載する画像を、自力で数十枚も用意するのは大変ですが、クロスマを活用すると2クリックで商品ページを作成できます。
適切なキーワードを選んだり文章を考えたりする必要がなく、Amazonから商品情報を取得し、同じ内容の商品ページが作成可能です。
また、出品だけでなく出荷完了までの全てに対応しているため、わずらわしさから解放されます。
CSVエディター
CSVエディターは、Yahoo!JAPANが提供している、無料で使える商品の一括編集が可能なツールです。
商品名などの各項目の文字列を置換、各項目の上部・下部へ文字列を追加できます。
また、編集前・後のCSVをそれぞれダウンロードできるので、問題があればすぐに元に戻せるのも安心です。
PCのみに対応し、Google Chromeのバージョン78以上でなければ正しく動作しないため、確認してから導入しましょう。
シッピーノ
シッピーノはYahoo!JAPANが提供し、月額10,780円から利用できる、自動出荷システムです。
注文から出荷指示、在庫同期などの出荷に関連する作業を全て自動化してくれます。
購入してくれたユーザーへ、注文承認・出荷完了メールも自動送信してくれるため、大幅な時間短縮ができ、空いた時間はショップ運営や商品開発に使えるようになります。
一部商品を自社出荷に変更も可能ですので、ある程度の商品販売数を想定している人におすすめです。
ヤフーショッピングをツールでストア構築する際の注意点
ヤフーショッピングをツールでストア構築する際には、規約違反になっていないか注意してください。
販売禁止の表品を扱っていないか、ルールに従った商品説明や表現をしているかなど、出店する際は必ず確認しましょう。
違反を繰り返すと、強制的に契約が解除されたり、一定期間は出店できなかったりと、ペナルティが課せられます。
意図的でなくてもペナルティを課せられる可能性がありますので、ヤフーショッピングで出店する際にはガイドラインに目を通しておきましょう。
ヤフーショッピングのストア構築はツールを活用しよう
初心者には大きな関門とされているヤフーショッピングのストア構築は、ツールをうまく活用すると負担を軽減でき、初心者でも1カ月ほどでショップの開店が可能となります。
出店申請の修正依頼やショップデザインを変更したい時に、すぐに対応できるようになるため、できるだけ外注に頼らず自力でストア構築の完成までおこないましょう。
ストア構築が完了し、運営しだしたものの、なかなか売上が上がらない場合もあるかもしれません。
そんなときは、ぜひ株式会社Wacworks(ワックワークス)にご相談ください。
ヤフーショッピング以外のECモールや自社ECサイトの構築や運営をサポートします。
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