リピストとは?D2C事業の課題を解決する特徴・機能・料金を解説

ECサイトにとってCV率は売上に直結する重要な数値です。

自社ECのCV率が低いことを課題とする方は多いと思いますが「対策をしたいけど何から始めればいいのかわからない……」という悩みもあるのではないでしょうか?

効率良くCV率の対策を打ちたい方には有料ツールの導入がおすすめです。

今回は、D2C事業の課題を解決するショッピングカートシステム、リピストクロスを紹介します。

この記事を読むと、本ツールの特徴やどのような機能が搭載されているのかを知ることができますよ。

CV率を向上させたい方はぜひチェックしてみてください。

リピストとは

リピストとは

リピストとは、株式会社リピストが運営するショッピングカートシステムです。

美容や食品を扱う企業など幅広い導入実績があります。

本ツールを使うと次の2つの項目を改善できますよ。

  • CV率
  • LTV

ECサイトのCV率は、一般的に2〜3%といわれています。自社のECサイトのCV率がこの数値を下回っている場合は、CV率を高める施策を回さなければいけません。

本ツールでLP一体型フォームを構築すれば、カゴ入れから購入までのフローを省略しCV率を高められます。CV率に課題のある企業におすすめのツールです。

定期購入者向けの機能が充実しているため、リピート率を改善できるのも嬉しいポイントに。

また、2022年8月には、リピストからリピストクロスにリニューアルしています。

CV率を高める機能や外部パートナーごとに管理権限を付与する機能なども追加され、より使いやすくなりました。

リピストクロスの特徴

リピストクロスの特徴

リピストクロスには次のような特徴があります。

①CV率・リピート率を向上させる機能
②カスタマイズ性が高い
③サポート体制が手厚い

リピストからリニューアルしたリピストクロス。

さらに効果が期待できるようになりました。

特徴①CV率・LTVを向上させる機能

本ツールを使うとCV率やLTVの向上を期待できます。

特に注目したいのが購入フォームを適切化する機能です。

例えば次のような機能がついていますよ。

  • チャット形式の購入フォーム
  • 購入最短のLP一体型フォーム
  • 確認ページ/完了ページでのオファー

こうした機能を使って、カゴに入れてから購入までのフローを省略したり、入力しやすいフォームを作ったりすることができます。

ECサイトでの購入に伴うユーザーのストレスを軽減し、CV率を高められるでしょう。

オファーによってアップセル・クロスセルにつながれば客単価もアップします。

特徴②カスタマイズ性が高い

本ツールはデザインのカスタマイズ性も高いです。

ほとんどのページを自由にカスタマイズできるため、オリジナリティの高いECサイトを構築できます。

オープンまでに必要な記述テンプレートの案内や設定のサポートもあるため、コーディングがわからない初心者の方でも安心です。

レスポンシブデザインやSEO対策のバックアップも。

特徴③サポート体制が手厚い

サポートの手厚さも魅力の一つで、サービス満足度は99.8%(2022年時点)です。

本ツールのサポートには次のような特徴があります。

  • 質問には当日中に対応(当日営業日内)
  • サービスに精通した正社員が対応
  • 本ツールを利用する目的を把握し、次の課題までを解決する

平日10〜18時の営業時間内であれば電話を使って相談でき、メールは24時間365時間受け付けているようです。

無料でサービスに精通したスタッフが伴走してくれるのは大きなメリットですね。

ツールに慣れていない初心者の方にもおすすめです。

オンラインマニュアルも充実しており、よくある質問も閲覧できます。

リピストクロスの主な機能

リピストクロスの主な機能

リピストクロスは、CV率やLTVを向上させる機能が豊富です。

定期販売を促進させる機能のほか、業務工数を削減する機能もあります。

主な機能は次の9つ。

①チャット形式の購入フォーム
②LP一体型フォーム
③確認・完了ページでのオファー
④よりどり販売機能
⑤同時購入処理機能
⑥お届け回数ごとの間隔設定
⑦外部パートナーごとの権限設定
⑧広告集計
⑨CS専用画面

それぞれの特徴を解説しますね。

機能①チャット形式の購入フォーム

効果:CVの向上、LTVの向上

チャット形式の購入フォームの構築が可能です。

一般的な購入フォームであれば、名前やお届け先などの必須項目がまとめて表示されますが「手間がかかる」と感じられると途中で離脱されることも。

このチャット形式であれば、会話をしながらテンポ良く必須項目を入力できるため、一般的な購入フォームよりも離脱を抑えられます。

次のような使い方が可能です。

  • LP内の購入ボタンでチャットが起動する
  • チャットだけを表示してLP代わりに使う

なお、メッセージの内容や表示順、デザインは自由に変更できます。

わかりやすく、入力しやすい購入フォームを作ることが可能です。

機能②LP一体型フォーム

効果:CVの向上、LTVの向上

LP一体型のフォームを構築できます。

改正特商法に対応した形式で確認ページをスキップし、1クリックで購入が可能に。

購入までの手間が省かれるので、ユーザーの離脱を抑えられます。

リピスト時代の実績と知見をもとにさらにCV率を上げるフォームに進化しました。

機能③確認・完了ページでのオファー

効果:客単価の向上、LTVの向上

確認画面や完了画面が表示されたタイミングで、アップセルやクロスセルをおすすめすることもできます。

例えば以下のようなオファーが可能です。

  • ○ヶ月分の購入で1ヶ月分無料
  • 定期購入の申し込みで毎月○○%オフ

LPではサンプル購入を訴求して、確認画面や完了画面で定期コースをオファーする方法もあります。

定期購入につながれば客単価をアップさせることが可能です。

アップセルやクロスセルが行われた場合、前の注文は自動で削除されるのも嬉しいポイント。二重注文のトラブルを防ぐことができます。

手動でキャンセル処理をする必要もなくなるのでヒューマンエラーも防げるでしょう。

機能④よりどり販売機能

効果:定期販売の促進、客単価の向上

ユーザーが複数の商品から自由に商品を選んでまとめ買いをすることも可能に。

まとめ買いによって客単価を上げられますし、単品では売れない商品でもまとめ買いOKにすることで販売を促進できるかもしれません。

「全10種類の商品の中から3つ好きなものを選んで1,000円」などで売ることができるんです。

もちろん定期販売にも対応しており、マイページから次回のお届け商品を変更することもできます。

機能⑤同時購入処理機能

効果:定期販売の促進、ユーザビリティーの向上

定期コースの申し込みと同時に単品商品を購入することも可能になりました。

ユーザーは2回購入手続きをする必要がなくなります。

ユーザーに発生する負荷を軽減し、ユーザビリティーの向上を実現しました。

また、一度の注文で複数の定期コースに申し込むこともできます。

より幅広い販売施策ができるようになるでしょう。

機能⑥お届け回数ごとの間隔設定

効果:定期販売の促進

定期コースを利用しているユーザーごとに、商品をお届けするタイミングを自由に設定することもできます。

マイページからのサイクル変更も可能です。

「次の配達までまだ日数があるのにもう使い切ってしまった」「配達のペースが早すぎて使いきれない」といったユーザーそれぞれのニーズに応えます。

また、以下のような販売も可能です。

  • 初回○日分はトライアル、2回目以降は30日でお届け

自社のお客様に喜んでもらえるような企画を立案しやすくなるでしょう。

機能⑦外部パートナーごとの権限設定

効果:外部パートナーとの折衝工数削減

外部パートナーごとにアカウントを発行して権限を設定することも可能です。

例えば以下のように設定します。

  • A社:LPデザインの編集だけを可能にする
  • B社:広告集計とLPデザインを編集可能にする

広告代理店やWeb制作会社など外部パートナーが多い企業におすすめしたい機能の一つです。

高い権限を付与すると、新規の広告出稿に伴う作業をすべて委託することもできます。

機能⑧広告集計

効果:広告の計測精度の向上

出稿した広告の効果を測定することもできます。

ADコード(流入元コード)をいくつも発行でき、広告効果がひと目でわかりますよ。

成果を出している広告や広告代理店を把握することが可能です。

今後の広告周りにおける施策決定の根拠となります。

機能⑨CS専用画面

効果:顧客対応力の向上

CS専用の管理画面もあります。

一つの画面にまとまっており、直感的に操作ができるデザインなので顧客対応へ悪影響はありません。

効率的な顧客対応が可能になるでしょう。

また、オンライン、オフラインの注文別に情報を管理している方にもおすすめの機能です。

オンオフの顧客情報や注文情報は、本ツールで一元管理できます。

リピストクロスの料金

リピストクロスの料金

リピストクロスの料金は要問い合わせのようです。

月間の受注件数やご利用規模によって最適なプランが異なります。

ご利用される方は公式HPから問い合わせてみてください。

リピストクロスと他ツールの比較

リピストクロスと他ツールの比較

リピストクロスと他ツールを比較しました。

月額料金と主な機能、サポート体制についてまとめています。

リピストクロスecforce楽楽リピートたまごリピート
月額料金要問い合わせ要問い合わせ月額49,800円~月額49,800円〜
(+初期費用:69,800円〜)
主な機能・チャット形式の購入フォーム
・LP一体型フォーム
・確認・完了ページでのオファー
・よりどり販売機能
・同時購入処理機能
・お届け回数ごとの間隔設定
・外部パートナーごとの権限設定
・広告集計
・CS専用画面など
・パーソナライズ対応
・アクションオファー機能
・セット販売機能
・離脱防止ポップアップ
・1クリック決済の確認画面スキップ
・広告管理機能
・オペレーション自動化機能
・クーポン機能
・CS機能など
・LP一体型フォーム
・定期機能
・クーポン機能
・アップセル・クロスセル機能
・受注処理
・受注情報管理
・​​メール機能
・ステップメール機能
・基本分析機能
・広告分析機能
・CRM分析機能
・パーソナライズ機能など
・定期自動管理
・マイアカウントからの定期各種変更
・定期特典設定機能
・クーポン・ポイント機能
・レコメンド機能
・電話受注専用機能
・定期分析
・顧客分析
・ステップメール
・DM機能
・売上集計分析
・広告分析
・メールマガジン配信機能など
サポート・電話
・メール
・オンラインマニュアル
・電話
・メール
・スタートガイド
・サポートサイト
・セミナー
・ナレッジメディア
・電話
・メール
・チャット
・画面共有ツール
・電話
・メール
・開店前講習会
・マニュアル

上記のツールを利用してCV率を高めたり、リピーターを増やしたりすることで売上を伸ばすことができるでしょう。

ECサイトの売上を伸ばす方法についてはこちらの記事でも解説しています。

実際に売上が伸びた企業の施策事例も紹介しているのでぜひご覧ください。

リピストクロスに関するよくある質問

リピストクロスに関するよくある質問

最後にリピストクロスに関するよくある質問に回答します。

リピストの手数料は?

リピストクロスの手数料は要問い合わせのようです。

ご利用される方は公式HPから問い合わせてみてください。

リピストとリピストクロスの違いは?

リピストの50以上の機能をアップデートしたものがリピストクロスです。

例えば以下のような機能が追加されました。

  • 外部パートナーへの管理権限付与機能
  • チャット形式の購入フォーム
  • 顧客対応画面など

より効率的に通販事業を回せるようになっています。

デメリットはある?

料金については問い合わせをしなければいけません。

また、フォーム一体型LPはCVの向上、LTVの向上が狙える反面、UI設計次第では離脱しやすくなる可能性もあります。

わかりやすく、入力しやすいフォームを作る必要があるでしょう。

どんな事例があるの?

次のような商材を扱う企業に導入されているようです。

  • 食品
  • 化粧品
  • 健康食品
  • アパレル
  • 雑貨
  • サブスクリプション

導入企業はスタートアップから大企業までさまざま。

1,700以上の実績を誇ります。

リピストクロスでD2C事業を成功させよう

リピストクロスでD2C事業を成功させよう

今回は、ショッピングカートシステムのリピストクロスを紹介しました。

本ツールには次のような特徴があります。

①CV率・LTVを向上させる機能
②カスタマイズ性が高い
③サポート体制が手厚い

CV率で悩んでいる方や初心者でもオリジナリティのあるデザインを作りたい方、わからないことを質問して解決したい方におすすめのツールです。
導入を検討している方はぜひ公式HPから料金の問い合わせをしてみてください。

この記事を書いた人

株式会社Wacworks 代表取締役社長 舟瀬

2021年11月に創業。自社サイト、楽天市場、Yahooショッピング、AmazonなどECサイト・モールに特化したコンサルティング事業を行っています。"売上をグロースさせたことがあるコンサルタント"のみをパートナーとしてアサインし、EC事業者さまの売上・利益を最大化するお手伝いをさせていただきます。