楽天市場には数多くの消費者が集まりますので、EC事業で売上アップを目指す場合、楽天ショップ運営を検討する方も多いでしょう。
ユーザーが多い反面、競合ショップも多く、いかに多くの人に自社ショップを認知してもらい、他社と差別化できるかが非常に重要です。
楽天ランキングでは直近の人気商品がピックアップされますので、ユーザーの目に留まりやすく、購入されやすい傾向にあります。
とはいえ、50,000店舗を超えるショップがあるなかで、なかなかランキング上位を取るのは難しいと思う方もいるのではないか。
この記事では、楽天ランキングとは何か、確認できる無料ツールや1位を取るコツを紹介します。
目次
無料ツールでも確認できる楽天ランキングとは?
楽天ランキングとは、楽天市場で売れ行きが良い商品を確認できるものです。
楽天市場には50,000店舗以上のショップが出店されており、そのなかでも特に売れている商品が掲載されるのが楽天ランキングです。
ユーザーは楽天ランキングをもとに購入する商品をきめる場合もあり、人気商品の裏付けとも言えるため、多くの出店者はランクインを目指していることでしょう。
楽天ランキングは楽天市場内の画面から確認できますが、無料ツールを活用して確認することも可能です。
後ほど無料ツールについては解説しますので、ここでは楽天ランキングで1位を取る利点やランクインする条件を解説します。
楽天ランキングで1位を取る利点
楽天ランキングで1位を取る大きな利点は、ショップへのアクセス増加です。
1カ月で33億PV(訪問数)を誇る楽天市場において、いかに自社ショップにユーザーを呼び込めるかが売上アップを左右するポイントです。
自然検索や広告、メルマガなどが主なユーザーのアクセス方法ですが、楽天ランキングへの掲載もショップへの流入口になるはずです。
多くのユーザーに自社ショップを認知され、人気商品を欲しがるユーザーから購入されやすくなります。
出店して間もないショップの場合、認知度が低く、実績がないためなかなか商品が売れにくい傾向にあります。
そこで、ランキングで1位を取れば、無料で多くのユーザーに認知されるだけでなく、実績がある商品としてアピールできますので今後の売上アップにつながるでしょう。
楽天ランキングにランクインする条件
楽天ランキングへランクインする具体的な条件については、楽天が公式に公表しているわけではありません。
単に売上が高いからといってランクインするとは限らないのです。
とはいえ、売上金額がランキングに関係しているのは間違いありません。
ほかにも、購入者数や販売数量なども大きく関係しているとされており、集計期間別での伸び率をデータとして読み取っていると言われています。
楽天ランキングの集計期間としては、リアルタイム・デイリー・週間・月間と4つの項目に分かれています。
リアルタイムランキングは最新情報のランキングで、15〜20分毎に更新される仕組みです。
デイリーランキングは1日の売上ランキングで、週間ランキングは1週間のデータを集計したランキングです。
月間ランキングは1カ月のデータを集計したランキングとなります。
リアルタイムランキングは比較的1位が取りやすい
リアルタイムランキングは、1位を取りやすいランキングと言えます。
15〜20分おきの販売件数を集計しており、ほかのランキングとは異なり売上金額がカウントされません。
短い期間で多くの商品を販売できれば、ランクインされやすくなるのがリアルタイムランキングです。
少しでも早く楽天内でのショップ評価や実績を増やしたい場合にはリアルタイムランキングを狙うと良いでしょう。
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楽天ランキングを確認できる無料ツール2選
ここでは、楽天ランキングを確認する際に役立つ無料ツールを2つ紹介します。
GoQSystem「ランキングチェッカー」
GoQSystem「ランキングチェッカー」は、ランキング受賞やレビュー最安値などを調べられる無料ツールです。
一部の機能は楽天だけでなくYahoo!ショップにも対応しています。
自社ショップの商品が現在、楽天市場内でどれくらい売れているかを把握する際に役立ちます。
EC TOOL
EC TOOLは、ランキングの確認やレビューの表示が可能な無料ツールです。
楽天だけでなく、Yahoo!ショップにも対応しており、EC事業をサポートします。
ほかにも、ポイントバナー自動更新システムや新着商品表示システム、どこでもフリースペースなどの機能も各種モールで対応しています。
楽天ランキングで1位を取る4つのコツ
楽天ランキングで1位を取るには、下記の4つを意識することが大切です。
- 上位が取りやすい商品カテゴリを選ぶ
- 売れる商品ページを作成する
- 楽天のセール時をあえて外す
- レビューを集める
ひとつずつ解説します。
上位が取りやすい商品カテゴリを選ぶ
楽天市場には、幅広いカテゴリがありますが、大きな枠としては下記があります。
- ファッション
- グルメ、飲料
- 日用品、ヘルスケア
- コスメ、ヘアケア
- ベビー、キッズ
- 家電
- スポーツ、アウトドア
- 車体、オートバーツ
- 住まい、ベッド、DIY
- エンタメ、ホビー
どのカテゴリならランキング1位を狙えるか、市場を調査します。
競合商品の数や価格、付与されるポイント、クーポンなどを分析し、まずはランクインできそうなカテゴリを見つけましょう。
楽天市場では頻繁にキャンペーンを実施しており、ユーザーはその情報に敏感です。
さまざまな施策をおこない、どれが売上に大きく影響するか試してみると良いでしょう。
売れる商品ページを作成する
ECモールによって適した商品ページが異なり、楽天市場だと長めの商品ページが好まれる傾向にあります。
商品ページには画像や写真を多く入れ、視覚での訴求をおこなうことでユーザーの目に留まりやすくなり、購買意欲を高めることが可能です。
商品説明では、具体的な商品に関する内容を記載し、画像と組み合わせることでユーザーは実際に使用した状態をイメージしやすくなります。
徐々に実績を作り、ランキング受賞歴などを掲載すれば、新規顧客を増やしやすくなります。
ランキング受賞をアピールする際には、カテゴリとランキング更新日時が記載してあるキャプチャを載せましょう。
楽天のセール時をあえて外す
楽天のセール時をあえて避けるのもランキングに乗りやすくするコツのひとつです。
購入者が増えるセール時には、多くのショップで割引やクーポンなどを配布しており、差別化が図りにくくなります。
そこで、セール時以外のタイミングで施策をおこない、自社ショップが目立つように工夫すれば一段と商品が売れやすくなるでしょう。
ただし、セール時に比べると楽天市場へのユーザーの訪問数が減り、購買意欲が下がっていますのでその点には注意が必要です。
レビューを集める
ユーザーは、商品の評判も購入する際の判断基準としている傾向にあります。
購入者に対してはレビューをしてもらうよう促す施策を取り、商品の評判を高めれば楽天市場内で検索結果の上位に表示されやすくなります。
レビュー数が多いほど、多くの利用者がいることもアピールできますので、ユーザーは安心して購入できるでしょう。
レビューの増やし方としては、送料を無料にしたり、クーポンを配布したり、おまけ商品をプレゼントしたりする方法があります。
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売上アップにつながる楽天ランキング以外に意識すべきポイント
楽天ランキングで上位を取る以外にも売上を上げるうえで意識すべきポイントがあります。
- SNSを活用する
- イベントに合った特集ページを作成する
- 楽天アフィリエイトの活用する
ひとつずつ解説します。
SNSを活用する
近年の消費者は、SNS経由で商品を購入する場合も多い傾向にあります。
InstagramやTwitter、YouTubeなどのSNSをうまく活用できるかどうかはEC事業で成功できるかに大きな影響を与えます。
SNSでフォロワーを増やし、自社ショップへ流入できれば、購入してもらいやすいだけでなく、熱狂的なリピーターにもなり得るでしょう。
新規顧客の獲得も大切ですが、安定した売上を出すにはリピーター増加が欠かせません。
楽天市場内で広告を打つのも集客方法のひとつですが、コストがかかります。
その点、SNSなら地道な取り組みではありますが、少しずつフォロワーを増やすことでコストをかけずに広告を出している状態を作れます。
イベントに合った特集ページを作成する
楽天市場では、「楽天スーパーSALE」や「お買い物マラソン」といったイベントが定期的に開催されます。
先ほど、ランキングで1位を取る方法として、あえてセール時を外すことを紹介しましたが、楽天市場内である程度の実績を作れたらイベントに合わせた施策も効果的です。
期間限定でユーザーはお得に買い物ができますので、購買意欲が高くなりやすく、訪問数も多くなります。
イベントに合わせて特集ページを作成すれば、普段より商品が売れ、売上アップが期待できるでしょう。
楽天アフィリエイトの活用する
楽天アフィリエイトとは、楽天市場の商品をアフィリエイターが自身のブログなどで紹介し、購入されたらアフィリエイターは商品の提供元から報酬を受け取れるシステムです。
アフィリエイトは成果報酬型ですので、商品が売れなければアフィリエイターに報酬を支払う必要がありません。
したがって、広告主からすると余計なコストをかけずに商品をPRできますので非常に費用帯効果が高い広告と言えます。
人気Youtuberが動画内で商品を紹介する場合、概要欄にAmazonのURLを添付していることがありますが、あれがアフィリエイトです。
インフルエンサーや人気ブロガーに依頼するのも良いですし、自社で運用したSNSやブログに商品ページのURLを載せるのもひとつの方法です。
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楽天ランキングを無料ツールで分析し上位を目指そう
この記事では、楽天ランキングとは何か、確認できる無料ツールや1位を取るコツを紹介しました。
楽天ランキングで1位を取れば、多くのユーザーに知られるきっかけとなりますし、人気商品である証明ともなります。
商品名の前にランキング1位と記載すれば、信頼できる商品として売れやすくなるでしょう。
楽天ランキングは楽天市場内で直接見る以外にも、無料ツールを使用して確認することも可能です。
ツールを使用すれば、ほかの便利な機能も使えますのでぜひ利用してみてください。