楽天の商品価格ナビとは?ショップ運営における活用方法を詳しく紹介

楽天市場には50,000以上のショップがあり、幅広い種類の商品が販売してあります。

売れ筋商品を探す方法として楽天ランキングの活用が有名ですが、最安値商品を見つけ出す手段のひとつに商品価格ナビの活用があります。

商品価格ナビとは、楽天市場内における同じ製品コードを持つ商品をまとめて表示し、価格や在庫状況、レビューなどを比較できる機能です。

ユーザーにとって便利な機能ですが、一方で、楽天ショップを運営している事業者にとっても商品価格ナビの活用は有効です。

この記事では、楽天の商品価格ナビとは何か、ショップ運営における活用方法や失敗しない楽天ショップ運営のコツを紹介します。

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楽天の商品価格ナビとは?

楽天の商品価格ナビとは?

商品価格ナビとは、楽天市場内にある数多くのショップのなかから、同じ製品コード(JAN・UPC・EAN・ISBNなど)をまとめて表示する機能です。

一般的に、楽天市場の価格.comとたとえられており、ユーザーの希望する条件に合った商品を簡単に見つけられます。

商品価格ナビでは、下記のような項目を比較・確認できます。

  • 価格
  • 在庫状況
  • 商品状態
  • 送料
  • ポイント
  • レビュー

上記のように、さまざまな観点から商品を比較できますので、ユーザーにとって非常に便利なサービスと言えます。

商品価格ナビに登録する利点

出品者に関しても、競合ショップの商品と自社の商品を比べられますので、楽天市場におけるショップ運営に役立てることが可能です。

商品価格ナビへの導線としては、楽天のトップページやカテゴリーページ、レビュー、Rakuten Shopping TVなど幅広くあります。

通常の検索画面より利便性が高い商品価格ナビを使用して商品を探すユーザーも少なくありませんので、商品価格ナビへの登録はショップへのアクセス増加につながります。

楽天の商品価格ナビにおける対象・非対象の商品

楽天の商品価格ナビにおける対象・非対象の商品

製品コードがある商品なら、基本的に商品価格ナビへ登録可能です。

一方で、下記のような商品だと製品コードがないため登録できません。

  • 種類が違う商品のセット販売
  • オリジナル販売かつカタログIDがない商品
  • サービスでの販売
  • サイズや色などで在庫管理できる機能を利用している項目選択肢別の在庫商品

商品価格ナビへ登録しようか検討している方は、自社ショップで販売している商品が登録対象かどうか確認しておきましょう。

商品価格ナビの登録方法

まず、RMS(楽天市場のショップ運用システム)で商品を登録する際に、商品登録ページのカタログID欄に製品コードを入力します。

製品コードの入力によって、商品価格ナビに記録してあるカタログ情報の同じ製品コードの商品と紐づいて登録される仕組みです。

なお、商品登録は終えているものの、カタログIDの登録が未完了の場合にはCSVファイルでの一括登録もできます。

楽天の商品価格ナビの活用方法

楽天の商品価格ナビの活用方法

商品価格ナビは、楽天市場を利用して商品を購入する際に便利ですが、出店者にとっても需要が高い機能と言えます。

楽天ショップを運営するうえで、商品価格ナビには下記のような活用方法があります。

  • 価格設定に役立てる
  • 差別化に役立てる
  • 販売戦略を立てる

ひとつずつ解説します。

価格設定に役立てる

自社ショップで販売する商品の価格を考える際に、商品価格ナビの情報が役立ちます。

楽天市場は、AmazonとYahoo!ショップに並び3大ECモールのひとつですので、多くの競合ショップがあります。

2023年時点では50,000以上のショップがあり、類似商品でも価格が異なる場合が多いでしょう。

価格競争を考慮し、相場より低い値段で販売するのは戦略のひとつですが、あまりに低すぎると薄利となり、運営が厳しくなります。

ビジネスにおいて価格設定は非常に重要ですので、損益分岐点を考えつつ、価格競争でも負けにくい金額を決めることが大切です。

差別化に役立てる

数多くのショップから自社ショップをユーザーに選んでもらうためには、競合ショップとの差別化が必要です。

価格差で優位性を取ることは可能でも、赤字になっては意味がありません。

そこで、商品価格ナビで競合ショップの価格だけでなく、送料やレビューなどを分析し、より優れた施策を取るべきです。

たとえば、類似商品における競合Shopが送料を取っている場合、送料無料にすれば、購入者から選ばれやすくなります。

また、ユーザーに対してレビューを促進することで、ショップの評価が増え、評価順での検索で上位に表示されやすくなります。

競合ショップを分析しつつ、ほかにはない差別化を図ることは楽天販売を成功させるコツです。

販売戦略を立てる

競争率が高い楽天でのショップ運営では、出店から1年未満で3割の店舗が辞めてしまうと言われています。

長く運営を続けるためにも、販売戦略の立案は欠かせません。

商品価格ナビを使用し、競合ショップはどれくらい在庫を抱えているのか、どのような価格で提供しているのか、などを調べることが可能です。

競合ショップの在庫が少ないようでしたら、在庫切れで自社ショップに流れるユーザーが増えると予想できますし、価格が明らかに低い場合には在庫切れを狙うのも戦略です。

出店初期は知名度がなく、ユーザーが集まりにくいですので、多少価格を下げて設定するのも良いでしょう。

実績ができ、リピーターが増え始めたら徐々に価格を上げることで、更なる売上アップも期待できます。

楽天ショップを運営する際の注意点

楽天ショップを運営する際の注意点

EC事業を始める場合、利用者が多い楽天市場で出店したいと考える方も多いでしょう。

ECモールの知名度を活かし、自社ECサイトより集客しやすい点は楽天市場で出店する大きなメリットと言えます。

一方で、楽天ショップの運営には下記のような注意点も存在します。

  • ほかのECモールより手数料が割高
  • 競合が多い
  • 独自のルールに従う必要がある

順に解説します。

ほかのECモールより手数料が割高

楽天市場での出店は、ほかのECモールに比べて手数料が割高です。

出店時には、出店料やシステム手数料といったさまざまな支払いが必要となります。

出店プランによって異なりますが、売上の1割程度は楽天へ支払わなければなりません。

いくら商品が売れても、価格設定を間違えてしまうと、仕入れ値や手数料が利益を上回り、赤字になる恐れがあります。

楽天の知名度や信頼度を利用できる一方で、手数料が経営の負担になる可能性もあります。

従って、売上から経費を引いた利益がいくらであるかを、常に考えておく必要があるのです。

競合が多い

国内大手ECモールである楽天市場には、数多くの事業者が出店しています。

類似商品での競争になりますので、いかに購入されやすい施策ができるかどうかがショップの存続に大きく影響します。

買いたくなるような商品ページを作成したり、広告を活用して集客を増やしたりと、売れる努力は妥協できません。

いくら楽天市場の利用者が多いとは言え、ユーザーに認知されず多くのショップに自社ショップが埋もれてしまっては意味がありません。

中長期的な販売戦略を立てて、どのようにして売上を伸ばすかを考えていきましょう。

独自のルールに従う必要がある

楽天市場では、独自のルールを設けています。

ルールに従った商品を取り扱ったり、販売したりしなければガイド違反となりペナルティを受けてしまいます。

楽天市場のルールはたびたび改定されており、その都度多くの出品者に影響を与えてきました。

楽天ショップを運営する際は、ルールの変更などを常に把握し、柔軟に対応する必要があります。

細かいルールがいくつもありますので、自社ショップで個性を強く出したい方には楽天市場での出店は向いていないかもしれません。

失敗しない楽天ショップを構築するには?

失敗しない楽天ショップを構築するには?

失敗しない楽天ショップを構築するには、下記のポイントを意識してみてください。

  • 楽天SEOに取り組む
  • キャッシュフローを管理する
  • 専門家のアドバイスを受ける

ひとつずつ解説します。

楽天SEOに取り組む

楽天SEOとは、楽天市場内における自然検索結果で上位表示させる方法です。

多くのユーザーは商品名やカテゴリを検索窓に入力して購入したい商品を探します。

楽天SEOに取り組み、検索結果で上位に表示させられれば、購買意欲が高いユーザーの目に留まりやすく、結果として売上アップが期待できます。

楽天市場の検索アルゴリズムに合ったSEO施策が重要です。

たとえば、商品名に対策キーワードを入れるのはもちろん、2〜3単語を使用すれば幅広いユーザーから認知されやすくなります。

キャッシュフローを管理する

キャッシュフローの管理ができていないと、資金繰りが悪化し、ショップ運営ができなくなる可能性があります。

ECモールにおける大半の決済方法がクレジットカード払いですが、楽天市場の場合は商品の出荷後に決済が完了する仕組みです。

予約販売を実施したものの、手元のキャッシュが不足しており、発売日に仕入れができず販売できないと自社ショップの信用を失ってしまいます。

売上はあるもののキャッシュフローが悪く、倒産してしまう黒字倒産も資金力がない事業者に起こり得ますので十分に注意しましょう。

専門家のアドバイスを受ける

EC事業を成功させるのは、決して簡単ではありません。

よりスピーディーに売上アップを実現したいなら専門家に相談するのも選択のひとつです。

株式会社Wacworks(ワックワークス)は、これまでに50社以上のEC事業者をサポートしている会社です。

自社サイトやECモールに対応しており、ECサイト運営の制作やコンサルティング、運営をサポートしています。

また、SNS運営のコンサルティングやサポートもおこなっています。

事例としては、バッグ・財布を販売している店舗様のECサイト新規立ち上げの支援をおこない、結果として売上0円から12か月で月1,650万円の売上にまで伸ばしました。

毎月5社限定で無料相談や店舗分析を受け付けておりますので、売上を上げたいEC事業者様はお早めにご連絡ください。

楽天の商品価格ナビを使用して売れるショップを構築しよう

楽天 商品価格ナビ まとめ

この記事では、楽天の商品価格ナビとは何か、ショップ運営における活用方法や失敗しない楽天ショップ運営のコツを紹介しました。

楽天市場で最安値商品を購入したい場合に便利な商品価格ナビですが、ショップ運営者が競合ショップを分析したい場合や、販売戦略を立案したい場合にも役立ちます。

楽天市場におけるショップ運営は、手数料の負担や競合ショップの多さから毎年、多くの事業者が撤退しているのが現状です。

楽天市場で売れるショップを構築するためにも、ぜひ商品価格ナビを活用してみてください。

もし、自分での構築が不安な方や、実績がある専門家に相談したい場合には、ぜひ株式会社Wacworksへお問合せください。

この記事を書いた人

株式会社Wacworks 代表取締役社長 舟瀬

2021年11月に創業。自社サイト、楽天市場、Yahooショッピング、AmazonなどECサイト・モールに特化したコンサルティング事業を行っています。"売上をグロースさせたことがあるコンサルタント"のみをパートナーとしてアサインし、EC事業者さまの売上・利益を最大化するお手伝いをさせていただきます。