「日本で販売している商品を海外で販売できないかな」
「日本のAmazonセラーアカウントがあれば、海外のAmazonでも販売できるの?」
このように考えたことがある方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Amazonのグローバルセリングについて
- グローバルセリングの概要
- メリット
- デメリット
- 登録方法
- 注意点
を解説しています。
手軽に海外で販売できる手段を探している方は、参考にしてください。
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目次
Amazonグローバルセリングとは?国際市場への参入時に活用しよう
Amazonのグローバルセリングとは、Amazonのセラーアカウントを使って、海外のAmazonへ商品を出品できるサービスです。
Amazonには、国ごとにマーケットプレイスが設けられており、日本で販売している場合は日本のAmazonマーケットプレイスへ出品しています。
セラーアカウントを持っていれば、日本以外のマーケットプレイスに出品することも可能です。
2024年6月時点でのAmazonのマーケットプレイスは以下の通りです。
【アメリカ大陸】
- Amazon.com(アメリカ)
- Amazon.ca(カナダ)
- Amazon.com.mx(メキシコ)
- Amazon.com.br(ブラジル)
【ヨーロッパ】
- Amazon.co.uk(イギリス)
- Amazon.de(ドイツ)
- Amazon.fr(フランス)
- Amazon.it(イタリア)
- Amazon.es(スペイン)
- Amazon.nl(オランダ)
【アジア太平洋】
- Amazon.co.jp(日本)
- Amazon.in(インド)
- Amazon.com.au(オーストラリア)
- Amazon.sg(シンガポール)
【中東】
- Amazon.ae(アラブ首長国連邦)
- Amazon.com.tr(トルコ)
日本のAmazonマーケットプレイスについては、以下の記事で詳しく説明しているので、参考にしてみてください。
Amazonグローバルセリングのメリットとは?
売上を独占しやすい
Amazonのグローバルセリングでは、海外へ出品する競合が少ないことから、日本製品が海外に受け入れられれば、売上を独占しやすくなります。
日本製品は海外でも「高品質」「高機能」「デザイン性に優れている」といったイメージがあり、電化製品や日用品の評価が高いです。
また、アニメ、ゲーム、漫画などのコンテンツ文化も世界的に人気があるため、関連グッズの需要もあるため、日本の商品で海外市場へ参入する余地があります。
現地に実店舗を持たずに販売できる
Amazonのグローバルセリングでは、海外に実店舗を置かずに現地へ販売できます。
日本のAmazonセラーアカウントさえあれば、日本から出ることなく海外のマーケットプレイスに出品でき、海外法人の設立は不要です。
また、各国のFBA(フルフィルメントbyAmazon)を利用できるため、現地の配送事情に詳しくなくても品質の高い配送が可能になります。
各国に出品している商品を一元管理できる
Amazonでは、各国のマーケットプレイスに出品している商品を、日本のセラーセントラルの画面から一括で管理できるというメリットがあります。
アカウントの切り替えをしなくても、配送や在庫状況、商品情報、売上状況を一括で管理できます。
海外に出品していても、管理画面を全て日本語で行うことができるため、海外への出品ハードルがグッと下がります。
出品する国ごとの月間手数料が割引になる
Amazonのマーケットプレイスでは、国ごとに月間手数料が設定されています。
【アメリカ大陸】
- アメリカ:39.99米ドル
- カナダ:29.99カナダドル
- メキシコ:600メキシコペソ
- ブラジル:19ブラジルレアル
【ヨーロッパ】
- 25英ポンド、39ユーロ、410スウェーデンクローナ、または165.91ポーランドズロチ
※ヨーロッパはひとつ開設すれば、ヨーロッパ圏内の全マーケットプレイスを利用可能
【アジア太平洋】
- 日本:4,900円
- インド:手数料なし
- オーストラリア:49.95オーストラリアドル
- シンガポール:手数料なし
【中東】
- アラブ首長国連邦:手数料なし
- トルコ:手数料なし
Amazonのグローバルセリングで海外に出品する場合、登録しているマーケットプレイスの分だけ月間手数料がかかります。
ただし、月間手数料は上限が設けられており、複数のマーケットプレイスへ登録したとしても「最大39.99米ドルまで」です。
グローバルセリングを利用することで、多くの国へ出品しても、月々の固定費が39.99米ドルに抑えられるため、幅広く進出したい方にとってかなりお得な割引です。
海外でもカタログがあれば相乗り出品できる
Amazonのグローバルセリングでは、海外のマーケットプレイスに商品カタログがある場合、そのカタログに相乗り出品は可能です。
相乗り出品なら、商品データの登録作業が不要になるため、出品の作業時間やコストを大幅にカットできます。
新規でカタログを作成する場合、その国ごとの言語で商品ページを作らなければなりません。相乗り出品を選択できれば、出品ハードルをかなり下げられます。
相乗り出品については、以下の記事で詳しく説明しているので、参考にしてみてください。
FBAを利用できる
Amazonのグローバルセリングでは、日本以外のFBAも利用できます。
日本のFBAと同じように、商品の梱包や配送をAmazonが代行してくれるうえ、カスタマーサポートや返品といった現地での対応も各国のFBAに任せられる点が大きなメリットです。
各国のFBAを利用すれば、現地の言語でのカスタマーサポートや国ごとの顧客対応を任せられます。
また、国ごとの配送方法をリサーチする必要もなくなるため、海外事情に詳しくなくても安心して配送を任せられます。
Amazonグローバルセリングのデメリットとは?
商品ページを作る場合は海外の言語が不可欠
Amazonグローバルセリングでは、自身で海外のマーケットプレイスに新規出品する機会が多くなります。その際は、現地のユーザーに最適化した商品ページを作成することが不可欠です。
- 商品ページを現地の言語に翻訳する
- 現地のニーズや文化に合わせた表現を取り入れる
- 商品の安全性、ラベル表示、認証など、現地の法令を遵守した内容にする
上記のような対応が必要です。
現地のユーザーに受け入れてもらうには、単なる機械翻訳ではなく、ネイティブの専門家による自然な翻訳が望ましいとされています。
現地の言語、文化、法規制に合わせた商品ページに作り直すことで、怪しまれずに受け入れてもらえるようになり、商品の露出やコンバージョンが期待できます。
海外のユーザー対応は現地の言語が必須
FBAを利用しない場合は、自社で発送やユーザー対応を行わなければなりません。
また、FBAを利用していたとしても、FBAから店舗への問い合わせは現地の言語でやりとりする必要があります。
Amazonグローバルセリングでは、商品ページだけでなく、カスタマーサポートなど出品に関わる様々な場面で現地の言語対応が求められます。
Amazonの仕組みを活用すると「ユーザーとのやりとり」についてはAmazonに対応してもらえますが、運営の裏側では現地の言語が必要な場面が多く、理解が求められます。
国外への配送で送料コストが増大
Amazonグローバルセリングでは国外への配送が伴います。そのため、送料コストが増大するという点はしっかりチェックしておきましょう。
国際配送では、輸送コストや為替変動の影響はもちろん、一部の国では関税や輸入時の手数料が発生する場合もあります。
FBAを利用しても、商品を海外のFBA倉庫に送るための国際輸送費用が必要です。
これらの費用を適切に見積もり、価格設定に反映させることが重要になってきます。
日本のAmazonFBAの配送コストや手数料などは、以下の記事で詳しく説明しているので、参考にしてみてください。
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Amazonグローバルセリングの登録方法
Amazonグローバルセリングの登録方法は以下の通りです。
普段利用している日本のセラーセントラルへログイン
>「在庫」タブから「グローバルセリング」をクリック
>出品したいマーケットプレイスを選択
>「今すぐ登録」をクリックしてアカウントを作成
海外のマーケットプレイスに登録する際は、Amazon.co.jpのセラーアカウントを作成した時と同じ内容を使って登録できます。
また、既に作成した海外アカウントがある場合、以下の手順で日本のセラーアカウントへ統合できます。
普段利用している日本のセラーセントラルへログイン
>「在庫」タブから「グローバルセリング」をクリック
>出品したいマーケットプレイスを選択
>「アカウントを関連付ける」をクリックしてアカウントを統合
Amazonグローバルセリングの注意点
小口出品者は利用できない
小口出品者は1つのマーケットプレイスに出品するアカウントとされており、小口出品のままでは海外のAmazonマーケットプレイスへ出品できません。Amazonグローバルセリングを利用するためには、大口出品者アカウントが必須となります。
大口出品プランでは、カートの獲得率を高めたり、商品カタログを新規作成できたり、広告を利用できたりと、販売戦略の幅が広がります。
Amazonで売上を伸ばしていきたいのであれば、大口出品プランへ切り替えておくとよいでしょう。
国や地域ごとの税と規制の理解が必要
Amazonグローバルセリングを利用するには、出品先の国や地域ごとの税制や規制を十分に理解し、遵守することが重要です。
特に、以下の点に注意しましょう。
- 輸出入に伴う関税
- 商品の輸入が禁止されている可能性
- 各国で定められた商品の安全基準のクリア
- ラベル表示のルールの遵守
- 各国の消費者保護法(保証、返品ポリシー、顧客の権利など)の理解
- 梱包材や商品ラベルの基準の遵守
商品ページを翻訳、最適化するだけでなく、出品先の国や地域の法令や規制を確実に理解し、遵守しなければなりません。
違反すればアカウント停止などのペナルティもあるため、十分に理解し対策を行いましょう。
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まとめ
Amazonグローバルセリングは、海外市場を検討しているセラーにとって、手軽に海外進出できる手段です。
日本のセラーセントラルの操作画面で海外にも出品でき、ちょっとした操作で戸惑うこともないため、他の手段に比べて出品ハードルはグッと下がります。
ただし、商品ページの翻訳や、現地に合わせた最適化、規制や基準、法律など、日本に出品している時とは異なる対応を求められる点に注意が必要です。
デメリットを理解して対応できれば、グローバルセリングは全世界のAmazonユーザー3億人にリーチでき、新規顧客の獲得と売上拡大が期待できる手段となるでしょう。
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