Amazonでは、商品を購入したユーザーに向けてセラーから注文完了を知らせる「サンクスメール」を送信できます。しかし、サンクスメールは複数の購入者に一括で送信できないため、手間がかかります。より業務効率を図るなら、セラースプライトのレビューリクエストを代替機能として活用するのが良いでしょう。
今回は、Amazonセラースプライトのレビューリクエスト機能とサンクスメールの違いや、レビューリクエスト機能の活用法を解説していきます。
セラースプライトでは、Amazonのキーワード解析や市場リサーチにより、ビジネス拡大や新規の市場開拓もスムーズに行えます。
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目次
セラースプライトでサンクスメールを一括送信できる?
セラースプライトでは、レビューリクエスト機能がサンクスメールの代替機能として活用されやすいといえます。ここでは、セラースプライトとはどのようなツールなのか、サンクスメールを一括で送信できるのかどうかを解説します。
セラースプライトはAmazonセラー用のツール
セラースプライトは、Amazonの市場調査や競合の分析、商品のリサーチに使われるセラー向けツールです。
セラースプライトWeb版で詳細なデータ分析ができるほか、GoogleChromeの拡張機能を使えばAmazonページにデータを表示させて視覚的に分析できます。
無料版でも最低限の機能は利用できますが、表示されるデータの数が少ないため、本格的な分析をするなら有料版がおすすめです。
セラースプライトはレビューリクエストを一括送信できる
セラースプライトにはレビューリクエストを一括で送信する機能が搭載されており、サンクスメールの代替機能として使用できます。
Amazonのセラーセントラルから送信する場合は1件ずつしか送れず手間がかかりますが、
レビューリクエスト機能を使用することで複数の購入者に一括で送信することが可能です。
Amazonのサンクスメールとレビューリクエストの違いとは
サンクスメールとレビューリクエストの最大の違いは、メッセージの内容です。サンクスメールはメッセージを自分で編集できる一方、レビューリクエストはAmazonが定めている定型文でしか送信できません。
Amazonが一括でのメール送信を制限している理由は、セラーが自由に編集できるメッセージに不審な内容が含まれていても、購入者にまとめて送信される恐れがあるからともいわれています。
サンクスメールは一通ずつ編集して想いを込めやすい魅力があり、レビューリクエストは一気に大量のメールを送信できるという強みを持っています。
ここでは、それぞれの違いを具体的に解説していきます。セラースプライトとサンクスメールの違いを理解したうえで、活用する機能を検討しましょう。
サンクスメールとレビューリクエストはどちらかしか送れない
同じ購入者に対してサンクスメールとレビューリクエストの両方を送ることはできません。レビューリクエストを送信した購入者にはサンクスメールを送信できないので注意しましょう。
商品購入の感謝を伝えたい場合は、送付する商品に実際の手紙を同梱するなどといった方法があります。複数の手法を組み合わせ、アプローチを工夫することが大切です。
サンクスメールの特徴
サンクスメールは、メールの文面を出品者自身で作成できます。
そのため、定型文の事務的な文面との違いを明確に出せるでしょう。購入者に自分の言葉で感謝を伝えられます。
ただし、メールの文面がAmazonのガイドラインに抵触していないか確認が必要です。高評価を依頼するような文面はガイドライン違反となります。ガイドライン違反によって、メールが送信できなかったりペナルティの対象となったりする場合があるので、注意しましょう。
レビューリクエストの特徴
レビューリクエストは、Amazonが定める定型文で購入者にレビュー書き込みの依頼をする機能です。
多くの購入者に一括で送信してレビューの投稿依頼ができるため、効率的にレビューを集められます。
ただ、文面はAmazonのフォーマットを編集することができないため、サンクスメールのように自分の言葉で気持ちを伝えられないことを留意しましょう。
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セラースプライトのレビューリクエストの使い方
レビューリクエスト機能は、セラースプライトの拡張版で利用できます。機能を活用していくうえで複雑な操作は必要ないため、スムーズに購入者へメッセージを送れますよ。ここではセラースプライトのレビューリクエストの使い方を解説します。
セラースプライトのレビューリクエストを使う条件
セラースプライトの機能を使うには会員登録が必須です。会員登録さえしていれば無料会員でもレビューリクエストの一括送信機能を使えます。
レビューリクエストの一括送信は、セラースプライトのGoogleChrome拡張機能版の機能です。GoogleChromeの拡張機能からセラースプライトをダウンロードして、使用できるようにしておきましょう。
レビューリクエストを一括で送信するには
セラースプライトのレビューリクエストを一括を使用するには、まずGoogleChromeでAmazonのセラーセントラルの注文管理ページを開きしょう。
次に、注文管理ページの画面上部に追加されたボタンの中から、オレンジ色の「ワンクリック招待」ボタンをクリックします。
送信対象者のリストが出てくるので、そのページにある「一括レビュー招待」ボタンをクリックすれば、レビューリクエストの一括送信は完了です。
レビューリクエストを送らない人を指定する
レビューリクエストを送らない人を指定する場合は、一括送信対象者のリストのページで除外したい人のチェックを外します。対象者リストでは注文IDも併せて表示されているので、送信したくない購入者がいれば注文IDをチェックしておくと良いでしょう。
レビューリクエストが届いているか確認する
レビューリクエストの送信状況は、セラーセントラルの注文管理画面上部「カスタム招待」ページから確認可能です。
リストには「レビュー招待状態」という項目があり、レビュー招待が送信できたものには「招待成功」など、進捗状況のステータスが記載されています。
セラースプライトの一括レビューリクエストが向いてる人・向いてない人
向いている人:1件ずつメールを送信する手間を省きたい人
セラースプライトの一括レビューリクエストは、メッセージを1件ずつ送信する手間を省きたい人に向いています。
レビューリクエストをAmazonのセラーセントラルから送信する場合は、注文管理画面から注文IDを選択して送信するため、1件ずつ送信するしかありません。
毎日大量のレビューリクエストを送信する手間が負担なのであれば、セラースプライトを活用するのがおすすめです。
向いていない人:それぞれメールの文章を変えたい人
購入者や出品している商品など、状況に合わせてメールの文章を変えたいのであれば、一括レビューリクエストは向いていません。文章を使い分けたいなら、注文を1件ずつ指定してサンクスメールを送信する方法が向いています。
ただし、時間をかけて作成したサンクスメールでも、Amazonのガイドラインに抵触して送信できなかったり、送信できても目を通してもらえないこともあります。そのような注意点を踏まえて、セラースプライトが必要かどうか判断すると良いでしょう。
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まとめ
サンクスメールは手間がかかるうえ、送信できない場合もありますが、オリジナルの文章を作ることで購入者に寄り添うことができます。
ただ、セラースプライトのレビューリクエストを使う方が、確実に届けられて効率的です。
どちらかしか使わないのではなく、特定の場合だけサンクスメールを送り、それ以外は一括送信するなど、組み合わせて活用していけると良いでしょう。