楽天市場で思うように売れず、売上が上がらなくて困っていませんか?
楽天市場に限らず、ネットショップで売上を上げるためには、アクセス数を増やすことが重要なポイントの一つではないでしょうか。
加えて、アクセス数の平均が分かると、自身が運営しているショップのアクセスが他ショップと比較して多いのか、少ないのかの目安を知ることができます。また、そこに課題があるのかどうかを判断する材料にもなるので、対策にも繋げやすいです。
そこでこちらの記事では、楽天市場で売れるために必要なアクセス数とその平均、さらにアクセス数を増やす方法をご紹介いたします。
是非参考にしていただき、楽天市場でショップのアクセス数を増やして、売上アップに繋げましょう!
目次
楽天で売れるために必要なアクセス数と平均
楽天市場で売れるためには、ショップの売上目標金額に対して必要なアクセス数があり、知っておくべきアクセス数の平均があります。
ショップの売上目標を達成するために必要なアクセス数は、売上の公式から導き出すことができます。ぜひ売上の公式を覚えておきましょう。
ショップの売上の公式は、3つの要素のかけ算で構成されます。
売上=アクセス数×転換率×客単価
(転換率=購入者数÷アクセス数)
「アクセス数」はショップページを訪問したユーザーの数です。
「転換率」は「コンバージョン率」とも呼ばれており、ショップページに訪れたユーザーの中で、購入に結びついたユーザーの割合のことを言います。
楽天市場で、売れるために必要なアクセス数を意識したショップ運営を行い、売上目標を達成しましょう。
楽天で売れるために必要なアクセス数
楽天市場で売れるために必要なアクセス数を導き出すためには、先ほどの売上の公式を使います。
例)売上100万円=アクセス数?×転換率2%×客単価2,500円
例として、ショップの今月の売上目標を100万円としましょう。
転換率2%で、客単価2,500円のショップでは、20,000のアクセス数が必要だと導き出せます。
ショップの目標とする売上から算出してみましょう。
楽天全体のアクセス数
楽天市場での全体のアクセス数を知るために、Webサイトの分析を独自に行ってみたところ、楽天市場の2023年1~3月の月平均総訪問者数は168.2Mでした。(今回のデータは「similarweb」から引用させていただきました)
この数字は、デスクトップとモバイルでの全ての訪問者数の合計です。
MはMillionの略なので、168.2×1,000,000=168,200,000となり、楽天市場全体の総訪問者数は、ひと月で1億6,820万人だと分かりました。
楽天の平均アクセス数
楽天市場のひと月の平均アクセス数を、楽天市場の総訪問者数と出店数から計算してみましょう。
楽天市場の総訪問者数を知るために、先ほどの1億6,820万という数字を使います。
そして、2022年12月時点での楽天市場出店数は5万7千店舗です。
1億6,820万÷5万7千=2,950.8
このような計算で、楽天市場のショップ月平均訪問者数は約3,000人だと分かります。
楽天市場で売れているショップは桁違いの売上とアクセス数を誇っていますので、こちらの平均訪問者数はあくまでも目安程度にしてください。
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平均アクセス数を増やすために楽天ですべきこと7つ
平均アクセス数を増やすためには、楽天市場ですべきことが7つあります。
売上を上げるためにはアクセス数を増やすことが重要なポイントの一つなので、アクセス数を増やすためにすべきことをしっかりと行いましょう。
ショップのアクセス数を増やすためには、どれも欠かせない取り組みです。
- 楽天SEO対策
- サムネイル画像の見直し
- 商品ページや価格の見直し
- SNSを利用する
- 楽天の広告を利用する
- メルマガを利用する
- 楽天スーパーアフィリエイトを利用する
こちらの7つの取り組みについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
すべきこと1:楽天SEO対策
楽天市場で平均アクセス数を増やすためにすべきこと1つ目は、楽天SEO対策です。
SEOはSearch Engine Optimizationの略で「検索エンジン最適化」を意味します。
SEO対策とは、Webサイトの最適化を行い、Googleなどの検索表示結果でWebサイトを上位表示させるための対策を指します。
楽天市場でのSEO対策は2つあり、検索結果に表示されるための対策と、検索上位に表示されるための対策です。
まずは検索結果に表示されるための対策です。
検索から購入するユーザーが多い楽天市場では、ショップで商品を販売していても、楽天市場の検索結果に出なければ買う機会がほとんどなくなってしまいます。
そのため、検索結果表示で商品が適切に表示されるように、商品の内容やジャンル、詳細を正しく設定しましょう。
次に検索上位に表示されるための対策です。
検索上位に表示されるためには、検索されるキーワードを商品の説明文に入れ込むこと、そしてその頻度が重要です。
今現在登録している商品の説明文が商品名や概要のみの記載でしたら、すぐにでも商品が検索されそうなキーワードを考えて、商品ページに載せましょう。
すべきこと2:サムネイル画像の見直し
楽天市場で平均アクセス数を増やすためにすべきこと2つ目は、サムネイル画像の見直しです。
近年、圧倒的にスマホユーザーが多い楽天市場のようなネットショップでは、ユーザーは画面や写真を見て直感的に買い物を楽しむ傾向があります。
ユーザーは簡単に理解できるサムネイルや価格、ポイント還元数などから情報を読み解きながらページ移動するかを判断しています。
だからこそ、サムネイルが他のショップと比べて分かりやすく見やすいか、今一度見直してみましょう。
サムネイル画像は、商品の特徴や実績、購入者の満足度など、信頼性を記載することで他の画像と差別化できますよ。
すべきこと3:商品ページや価格の見直し
楽天市場で平均アクセス数を増やすためにすべきこと3つ目は、商品ページや価格の見直しです。
ユーザーに検索から流入してもらうために、商品ページのタイトルが伝わりやすいものか、特徴や魅力が分かりやすく表示されているか、見直してみましょう。
また、商品ページに他より分かりやすくしようと画像を多く使いすぎると、商品を検索する際に表示されるまで時間がかかってしまいます。
ユーザーが商品ページになかなかたどり着けずページから離脱してしまいますので、画像の多用に気をつけましょう。
そして、価格の見直しが時には必要です。
ユーザーは、商品金額と配送料金を合わせた金額をトータル金額として認識し、同じ品物ならば価格重視で選ぶでしょう。
そのため商品価格を調整したり、送料無料対象商品にしたり、価格の見直しを行う検討をしてみるとよいですね。
すべきこと4:楽天の広告を利用する
楽天市場で平均アクセス数を増やすためにすべきこと4つ目は、楽天の広告を利用することです。
広告の種類はいくつかありますが、ご自身の目的に合った広告や、広告のタイプから探せます。
広告によってのメリットデメリットについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
すべきこと5:SNSを利用する
楽天市場で平均アクセス数を増やすためにすべきこと5つ目は、SNSを利用することです。
ユーザーは、ネットショップでは商品を実際に見たり触れたりできないので、検索して調べてから購入することが当たり前です。
SNSを利用して誘導すると、商品の使用感を見せたり詳細をご案内でき、安心して商品を購入することができるでしょう。
お役立ち情報の配信などもよいですね。
また、SNSでフォロワーが増えると、ショップのファン作りができます。
SNSアカウントのフォロワーを増やし、同時にショップへのアクセス数も増やしていきましょう。
すべきこと6:メルマガを利用する
楽天市場で平均アクセス数を増やすためにすべきこと6つ目は、メルマガを利用することです。
楽天市場には、ショップのメルマガ登録機能があります。
ユーザーは気に入ったショップのメルマガ登録を行うと、定期的に商品の情報を知ることができショップへの満足度が上がります。その結果、ショップのリピート率も上がる可能性があります。
しかし、メルマガの配信が滞ってしまったり内容が魅力的ではなかったりすると、アクセス数が増えず、商品の購入や売上を上げることは難しいでしょう。
メルマガが苦手な場合は、費用を考えてメルマガを専門としている企業への外注を検討しましょう。
すべきこと7:楽天スーパーアフィリエイトを利用する
楽天市場で平均アクセス数を増やすためにすべきことの最後は、楽天スーパーアフィリエイトを利用することです。
楽天スーパーアフィリエイトとは、楽天市場の商品をアフィリエイターにSNSやブログサイトで紹介してもらい、売上が発生したらアフィリエイターへ報酬を支払う仕組みです。
楽天スーパーアフィリエイトを利用すると、楽天市場内だけではなく、外部から集客できるのが最大のメリットです。
よく見かけるのは、Instagramで商品を紹介しているアフィリエイターです。普段何気なく眺めているSNSで商品紹介を見かけても、押し売り感が少ないので購入に至りやすいのかもしれません。
ただし、楽天スーパーアフィリエイトを利用する場合は手数料がかかります。
利益を考えて検討してみましょう。
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・【2023年最新】よくわかる楽天SEO対策!アルゴリズムを分析
楽天お買い物マラソンで平均アクセス数を増やす対策
楽天で平均アクセス数を増やす対策として、楽天イベント対策をご紹介しましょう。
楽天のイベントは色々ありますが、楽天ユーザーに人気のイベントの一つは、お買い物マラソンです。
お買い物マラソンは、税込み1,000円以上の商品を購入した店舗数に応じて、獲得できるポイント倍率がアップする買い回りイベントです。
最大10ショップまで倍率がアップするので、できるなら最大倍率を目指して買い物をしたくなりますよね。
お買い物マラソンを利用して、楽天でアクセス数を増やすチャンスを掴みましょう。
楽天マラソンでの対策を3つご紹介します。
- 1,000円商品を用意する
- 店舗独自のポイントアップやクーポンを利用する
- 商品名や画像を変更する
対策1:1,000円商品を用意する
アクセス数を増やすために1,000円の商品を用意しましょう。
お買い物マラソンでポイント倍率をアップさせるために、ユーザーは税込み1,000円以上の商品を購入する必要があります。
楽天マラソンに参加するユーザーが狙っているのは、ポイント倍率のアップです。
ユーザーはなるべく多くのショップで買い物をしてポイント倍率をアップしたいので、ショップ数を手軽に稼げる低価格の商品を探しています。
そのため、お買い物マラソンでは1,000円の商品をできるだけ用意するとよいでしょう。
対策2:店舗独自のポイントアップやクーポンを利用する
お買い物マラソンで店舗独自のポイントアップやクーポンを利用すると、アクセス数が増えやすいです。
ユーザーは同じ商品で比較した場合、少しでもポイントが多く付与される方を選ぶからです。
また、お買い物マラソンに有効なクーポンがあります。クーポンを利用してお得感を出すと、ユーザーは他と比べてお得な方にアクセスしてくれやすくなります。
クーポン発行時の注意点は、クーポン適用後に税込み1,000円未満になった場合、お買い物マラソンの対象外商品になってしまうことです。気を付けましょう。
積極的に店舗独自のポイントアップやクーポンを利用して、競合との差別化を図ることがアクセス数を増やすポイントです。
対策3:商品名や画像を変更する
1,000円の商品を用意し、店舗独自のポイントアップやクーポンを用意したら、最後に商品名や画像を変更しましょう。
競合より優れているところをしっかりアピールする必要があるため、商品名や画像に反映させることが必要です。
ユーザーが商品を見て視覚的にお得な商品だと分かるよう、商品名や画像を工夫しましょう。その際には、1,000円商品であることやポイントアップしていることが伝わりやすい商品画像にするとよいですね。
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楽天で平均アクセス数が少ないショップの特徴
楽天市場で平均アクセス数が少ないショップには、特徴があります。
楽天市場に商品を登録し販売しているだけでは、アクセス数は伸び悩んでしまいます。
何もしなくても成功するビジネスはほとんどありません。すべきことや対策を行わなければ、アクセス数や売上は上がりにくいでしょう。
こちらでは、楽天で平均アクセス数が少ないショップの特徴を4つご紹介します。
- 商品が少ない
- ショップコンセプトがあいまい
- 競合の分析をしていない
- 広告費を使いすぎる
特徴1:商品が少ない
競合の多い楽天市場では、ショップの扱う商品が少ないとユーザーを獲得する機会が減ってしまいます。
同じショップ内の別商品を購入する機会を同時に減らしてしまうため、ある程度の商品数を確保していると安心です。
また、楽天に商品を登録していれば勝手にアクセス数が増えて売れるといった考えならば、その考えは捨てたほうがよいでしょう。
商品を売る努力を放棄していては、いつまでたってもアクセス数や売上は上がりませんよ。
特徴2:ショップコンセプトがあいまい
商品をどんな想いで売っているか、どんなユーザーをターゲットにしているかなど、ショップのコンセプトがあいまいだと、アクセス数は増えにくいでしょう。
ユーザー目線で考えると、何をメインにしているのか分からないショップでの買い物はしにくいものです。
そういった場合、ユーザーはすぐにショップページから離脱してしまいかねません。
今一度、ショップのコンセプトをしっかりと定めましょう。
特徴3:競合の分析をしていない
ショップを出店する時に、事前に競合ショップの分析を行っていなければ勝ち目は少ないでしょう。
同じ商品や似たような商品を販売する場合は、検索結果から競合を洗い出し、競合の分析を行うことで出し抜く方法が見つかる可能性があります。
ただでさえ扱う商品の多い楽天市場で、すでに同じような商品を販売している競合に勝つためには、分析が欠かせません。
分析結果から対策を立てて、競合に挑みましょう。
特徴4:広告費を使いすぎる
楽天市場には、無料広告と有料広告があります。
確かに無料広告に比べて有料広告の方が優れていますが、広告費を使いすぎてしまっては、経費がかさんでしまいます。
ショップの経営状況に合った広告をうまく利用して、アクセス数や売上を増やしていきましょう。
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ECサイトアクセス数ランキング
ECサイトはたくさんありますが、どのサイトがたくさんのアクセスを集めているのか調査しましたので、ご紹介します。(今回のデータは「similarweb」から引用させていただきました)
やはりネットショッピングに欠かせないサイトは好調です。
日本からの月間訪問者数TOP10(2023年3月)
1位:Google(google.com)
2位:NTTDocomo(docomo.ne.jp)
3位:Yahoo!JAPAN(yahoo.co.jp)
4位:YouTube(youtube.com)
5位:Twitter(twitter.com)
6位:Yahoo!JAPANニュース(news.yahoo.co.jp)
7位:Amazon(amazon.co.jp)
8位:楽天市場(rakuten.co.jp)
9位:Wikipedia(wikipedia.org)
10位:FC2(fc2.com)
まとめ
今回は、楽天で売れるために必要なアクセス数と平均、そしてアクセス数を増やす方法についてご紹介しました。楽天で平均アクセス数が少ないショップの特徴やアクセス数ランキングも参考にしてみてくださいね。
平均アクセス数を増やすために楽天ですべきこと7つはこちらです。
- 楽天SEO対策
- サムネイル画像の見直し
- 商品ページや価格の見直し
- 楽天の広告を利用する
- SNSを利用する
- メルマガを利用する
- 楽天スーパーアフィリエイトを利用する
楽天お買い物マラソンで平均アクセス数を増やす対策3つはこちらです。
- 1,000円商品を用意する
- 店舗独自のポイントアップやクーポンを利用する
- 商品名や画像を変更する
楽天市場は、驚くほどたくさんのショップと商品で溢れています。
その中で自身の経営するショップのアクセス数を増やし、売上を上げるのは、簡単ではないかもしれません。
しかし、ショップの課題を見つけ出し、競合に対して対策をすることで、その簡単ではない状況から抜け出すことが可能です。
対策をしっかりと行ったなら、楽天市場でショップのアクセス数を増やして、売上アップにつなげられますよ。