利用者が多く、商品数が国内でも有数のECモールである楽天は物販ビジネスで活用している方も多いでしょう。
楽天で自社ショップを運営している方もいるでしょうし、仕入れのみおこない他サイトで販売している方も少なくありません。
利幅のある商品を見つけられたら競合ショップとの価格競争に巻き込まれにくいため、物販ビジネスが有利になります。
この記事では、楽天で最安値の商品を見つける方法を2つのツールをもとに解説します。
目次
楽天の最安値を見つけるツールとは?活用方法を紹介
楽天では数多くの商品を販売しています。
そのなかから最安値を見つけられたらお得に買い物ができます。
ツールの活用によって楽天で最安値の商品を見つけることは可能です。
単に欲しい商品を探す際に活用するのも良いですが、物販ビジネスでも役立つのが楽天の最安値を探し出せるツールです。
ここでは、楽天で仕入れて他のサイトで販売する「楽天せどり」について簡単に紹介します。
楽天の最安値を見つけるツールは楽天せどりに役立つ
楽天せどりとは、楽天で商品を購入し、ほかのECモールやフリマアプリで販売する方法です。
国内3大ECモールのひとつである楽天には、多種多様な商品が販売してあります。
登録商品は3.6億点以上と、ほかサイトにはない商品を見つけられる点は大きな強みです。
豊富な品揃えがある楽天を仕入れ先として、利幅のある商品をほかサイト(主にAmazon)で販売するせどらーが多いのです。
楽天は、ほかサイトより価格が圧倒的に低いわけではないため、利幅のある安い商品を見つける必要があります。
そこで、最安値の商品を見つけるツールを活用すれば、価格競争が起こりやすいAmazon販売でも有利になりやすいでしょう。
楽天せどりの利点
楽天せどりの利点としては、もちろん仕入れ商品が豊富な点がありますが、ほかにも楽天ポイントの存在やネット上で簡単に購入できる点などが上げられます。
楽天ポイントは楽天や加盟店で商品を購入した際に付与されるポイントで、1ポイントにつき1円で還元できます。
楽天経済圏で生活している方だと、毎月数千〜数万ポイントが貯まる場合も珍しくありません。
多くの商品を扱う物販ビジネスでは特にポイントが貯まりやすく、有効活用することで仕入れ費用を抑え、利益の最大化を図れるのです。
楽天では定期的に「お買い物マラソン」を実施しており、通常時の10〜20倍ほどポイントが付与されるため、タイミングによってはかなりお得に仕入れができます。
また、ネット上で簡単に商品をリサーチ・購入でき、3〜4日程度で手元に届くため、利便性の高さも楽天せどりの特徴です。
楽天せどりのポイント
楽天せどりをおこなううえで意識すべきポイントは、売れ行きの良い商品を分析し、繰り返し販売することです。
利益率が低い商品であっても回転率が高ければ繰り返し販売すれば、売上を伸ばせます。
Amazonで販売する場合、FBAサービスを活用すれば自身で在庫を抱える必要がありませんので、数多くの商品を管理・販売できます。
Excelなどで商品名や仕入れ値、販売価格、売れた個数などを管理することで、売れ行きの商品がわかり、リスト化すればさらに売上アップが期待できるでしょう。
楽天せどりの注意点
楽天せどりの注意点としては、多くのせどらーが仕入れをおこなっている点と規約違反によるアカウント停止のリスクがある点です。
楽天では3・6・9・12月にスーパーセールを実施しており、通常の販売価格より大きく下がる商品もあります。
セール時に仕入れをおこなうせどらーも多く、価格競争が起こりやすくなってしまいます。
また、1人でアカウントを複数保有したり、転売を目的に商品を買い占めたりすると楽天の利用規約に違反したとしてアカウントが停止されるリスクがある点には注意が必要です。
ほかにも、ポイントの有効期限を過ぎないよう管理する必要もあります。
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楽天の最安値を見つけるツール「商品価格ナビ」とは?
せっかく商品を仕入れても競合ショップとの価格競争に負けてしまっては売れません。
そこで役立つのが最安値を簡単に見つけられる「商品価格ナビ」です。
ここでは、商品価格ナビの特徴や使い方、注意点を紹介します。
商品価格ナビの特徴
商品価格ナビとは、楽天版の価格.comのようなもので、同じ商品の価格やレビュー、ランキングを無料で比較できます。
商品数が多い楽天で仕入れる際はもちろん、出店している競合ショップの分析にも役立つツールです。
価格や送料、発送日数、在庫状況、ポイント、レビューなどリサーチしたい項目に沿った表示ができ、操作性に優れています。
商品価格ナビの使い方
商品価格ナビを使用する際は、RMS(楽天のショップ運用システム)で製品コード(JAN・EAN・ISBNなど)を入力して商品登録をおこないます。
商品登録ページの「カタログID」欄に製品コードを入力します。
商品登録はしているものの、カタログIDの登録がまだ済んでいない場合にはCSVファイルでまとめての登録も可能です。
商品価格ナビの注意点
商品価格ナビは製品コードのある商品しか登録できません。
したがって、複数の商品をセット販売しているものやサービス商品、カタログIDがないオリジナル商品などは登録できません。
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楽天の最安値を見つけるツール「Price2alert」とは?
楽天せどりに役立つツールは商品価格ナビだけではありません。
最安値を見つけるのは商品価格ナビが得意としていますが、価格変動を把握したいなら「Price2alert」がおすすめです。
Price2alert(プライス2アラート)は商品の価格が変わった際にメールで通知して送ってくれる言わば楽天版のKeepaです。
ここでは、Price2alertの特徴や使い方、注意点を紹介します。
Price2alertの特徴
Price2alertとは、楽天にある商品の価格が変動した際にアラートで教えてくれたり、価格推移を確認できたりするツールです。
設定した金額まで下がると瞬時にメールで通知をしてくれるため、ほかのせどらーより早く購入できます。
最安値の把握や仕入れのタイミングを見極める際にはPrice2alertが役立ちます。
費用は発生せず、気軽に導入できる点が特徴です。
Price2alertの使い方
Price2alertの主な機能であるトラッキング(価格変動を通知してくれる機能)の登録方法を解説します。
まずPrice2alertにログインし、上部分にある「トラッキング登録」をクリックします。
次にポイント設定で購入する際に得る楽天ポイントを差し引いた価格に対してトラッキングを対応させるかどうかを選択しましょう。
ポイント設定を終えると、トラッキングしたい商品名を検索ワードに入力して選択します。
価格がいくらになったら通知を送るか設定したらトラッキング登録の完了です。
Price2alertの注意点
Price2alertの注意点としては、アプリがない点と通知の制限がある点です。
Keepaのようなアプリがないため、利用する場合にはブックマークをつけておく必要があります。
操作性に関しては問題ありませんが、利便性に欠ける点はPrice2alerのデメリットになるかもしれません。
また、通知を受け取った商品はその後7日間は通知に制限がかかります。
トラッキング一覧ページの「通知一時停止」のチェックを外せば通知の制限を解除できます。
加えて、ツール内の広告が多い点も覚えておきましょう。
Price2alertは無料で使用できるため広告に関しては仕方ありませんが、利用するなかで気になる方もなかにかいるかもしれません。
楽天の最安値を見つけるツールを活用して仕入れしよう
この記事では、ツールを活用して楽天で最安値を見つける方法を解説しました。
楽天で仕入れてAmazonで販売する楽天せどりをおこなううえで、最安値を見つける方法は把握しておきたいポイントです。
Amazonでは数多くの出品者が存在し、頻繁に価格競争が起こります。
最安値を取っている商品ほどユーザーに購入されやすいため、どれだけ安く仕入できるかは非常に重要なポイントです。
楽天で商品を購入する際は、ぜひ本記事で紹介した商品価格ナビやPrice2alertを活用してみてください。