楽天市場では、多くのセールやイベントが開催されています。
開催されるセールは大きく分けて2種類です。
- 年に1〜数回開催されるセール。数日~1週間開催される
- 毎月定期で1日だけ開催されるイベント
また、セール期間にイベントが重なることもあります。
通常時よりも購買意欲が高いユーザーが多く流入し、売り上げが上がるチャンスが増えるので、店舗運営者はしっかり押さえておきましょう。
楽天市場で開催されるセールやイベント
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年に1~数回開催されるセール
楽天市場で開催されるセールでは、通常よりも多くのユーザーが楽天市場を訪れます。
楽天市場のヘビーユーザーはもちろん、普段は楽天市場で買い物をしないユーザーも回遊する可能性が高いため、新規顧客を獲得できるよう、送料無料やお試しセット、低価格商品など、目玉商品をいくつか用意しておくのがおすすめです。
特に、年4回開催の楽天スーパーSALE、楽天ブラックフライデー、楽天大感謝祭の3つが大規模なセールなので、これらのセールに合わせて準備するとよいでしょう。
毎月開催されるイベント
楽天市場では、年間で開催するセール以外に、獲得ポイントアップを中心とした1日だけのイベントも開催されています。
スーパーSALEなどセール開催期間中にポイントアップのイベントが重なることもよくあり、ポイントの倍率アップを狙いたい楽天ユーザーが活発に回遊します。
セールのように商品を割引してユーザーを集めるより、楽天ポイントを集めているユーザーへ向けたポイント変倍の施策がおすすめです。
毎月開催されるものなので、毎月のルーティンに組み込んでおきましょう。
スケジュールを把握して販売チャンスUP
楽天では、毎月のイベントやセールが多く開催されるため、参加した分だけ販売チャンスを増やすことができます。
大きなセールは特に年末に多くなります。
年間スケジュールはざっくりでいいので開催される月を押さえておきましょう。
3月 | 楽天スーパーSALE |
6月 | 楽天スーパーSALE |
9月 | 楽天スーパーSALE |
11月 | 楽天ブラックフライデー楽天イーグルス感謝祭 |
12月 | 楽天スーパーSALE楽天大感謝祭 |
ほぼ毎月 | 楽天お買い物マラソン |
不定期 | 楽天超ポイントバック祭 |
楽天市場で年に1~数回開催されるセール
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楽天市場のセールでは、主に以下の内容のひとつ〜複数がメインイベントとして設定されます。
- セール限定割引商品
- ショップ買い回りキャンペーン
- 様々なクーポンやポイントが当たるミニゲーム
- 獲得ポイントアップ
特に、ショップ買い回りキャンペーンは「1,000円(税込)以上購入したショップの数に応じてポイント倍率がアップ」という内容で、売上チャンスを押し上げてくれますので、チェックしておきましょう。
楽天スーパーSALE(3月・6月・9月・12月)
楽天セールの中でも特に押さえておきたいのが「楽天スーパーSALE」です。
- 最大半額セール
- ショップ買い回りキャンペーン
この2点を大きく打ち出して大規模に宣伝されるため、楽天ユーザー以外の客層も多く流入します。
楽天スーパーセールでは、「半額サーチ」などの特集で割引商品がピックアップされますので、ユーザーを呼び込む目玉商品を決め、十分な在庫を確保しましょう。
楽天お買い物マラソン(ほぼ毎月)
楽天お買い物マラソンは、ほぼ毎月、月によっては2回以上行われることもあり、楽天では一番目にするセールです。
このセールのメインとなるのは
- ショップ買い回りキャンペーン
です。
ポイント還元倍率を上げるセールで、楽天ポイントを集めているユーザーを多く呼び込みます。
1,000円(税込)以上購入したショップの数に応じて、最大10倍までポイント倍率があがるため、1,000円で販売できる商品をそろえておきましょう。
ポイント還元が売りとなるため、ポイント変倍など、ポイントを集めているユーザーへのアプローチが有効です。
楽天ブラックフライデー(11月)
楽天ブラックフライデーは11月下旬に開催されるセールです。
メインとなるのは以下の2点。
- 対象ショップの商品が全品50%OFF
- ショップ買い回りキャンペーン
また、「対象アイテム限定最大半額クーポン」「スタートから2時間だけ使える最大50%OFFクーポン」なども配布されます。
楽天市場以外のECモールでもブラックフライデーセールが行われ、セールムードで楽天ユーザー以外も流入しますので、しっかり準備しておきましょう。
楽天イーグルス感謝祭(11月)
毎年10月もしくは11月(プロ野球のリーグ戦が終了するタイミング)に開催されるセールです。
このセールのメインとなるのは
- 全ショップでの合計購入額でポイント還元率アップ
です。
楽天ポイントを集めているユーザーが多く回遊するので、各ショップで個別に設定できるポイントアップ(最大19倍)を使って訴求するのがおすすめ。
また、全ショップでの合計購入額が5,000円(税込)以上でポイント2倍、50,000円(税込)以上でポイント5倍となるため、50,000円以上の高額商品も売れやすくなります。
楽天大感謝祭(12月)
楽天大感謝祭は、毎年12月に開催される大型セールです。
このセールのメインとなるのは以下の3点。
- ショップ買い回りキャンペーン
- セール限定割引商品
- 様々なクーポンやポイントが当たるミニゲーム
ショップ買い回りに合わせて1,000円で販売できるセール商品を、楽天ユーザーに刺さるポイント変倍の目玉商品を、それぞれ取りこぼしの無いよう準備するのが理想です。
また、楽天ユーザー(ポイント狙い)以外の層も多く流入するので、商品価格や割引をアピールする商品も用意しておくことをお勧めします。
楽天超ポイントバック祭(不定期)
楽天超ポイントバック祭は、不定期で開催されるセールで、12月・1月に開催されることが多いと言われています。
このセールのメインとなるのは
- 全ショップでの合計購入額でポイント還元率アップ
です。
全ショップでの合計購入額が5,000円(税込)以上でポイント2倍、70,000円(税込)以上でポイント7倍となり、ポイント還元が大きいセールです。
楽天ポイントを集めているユーザーが多く回遊するので、各ショップが個別に設定できるポイント還元率アップ(最大19倍)などを使ってポイントでお得さをアピールしていきましょう。
39ショップ買いまわり(不定期)
39ショップ買いまわりは、2022年8月に登場したばかりのセールです。
このセールのメインとなるのは
- ショップ買い回りキャンペーン(39ショップ限定)
です。
通常のショップ買い回りでは「1ショップ1,000円(税込)以上」が対象ですが、39ショップ買いまわりキャンペーンでは「1ショップ3,980円(税込)以上」となるので、3,980円(税込)の商品やセット販売などを用意しておくと良いでしょう。
なお、2022年は8月に開催した際はポイント最大7倍、2023年2月に開催した際はポイント最大10倍と設定されていました。
楽天市場で毎月開催されるイベント
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ワンダフルデー(毎月1日)
ワンダフルデーは毎月1日に開催されるイベントです。
楽天市場内の買い物で獲得ポイントが3倍になる他、対象ショップ限定で1,000円OFFクーポンが発行されます。
ポイント5倍デー(5か0がつく日)
毎月5、10、15、20、25、30日(「5」か「0」のつく日)に開催され、ポイントが5倍になるイベントです。
楽天市場内の全ショップが対象ですが、楽天カードでの支払いに限定され、楽天カードユーザーに特化したイベントとなっています。
勝ったら倍(楽天イーグルス・ヴィッセル神戸勝利翌日)
「勝ったら倍」は、楽天イーグルス・ヴィッセル神戸が勝利した後に開催されるポイント還元イベントです。
1チームの勝利で+1倍、2チームの勝利で+2倍となり、最大+3倍までポイントが還元されます。
いちばの日(毎月18日)
楽天市場の「いちば」にちなんで、毎月18日に開催されるイベントです。
楽天市場の会員ランクによってポイントアップの倍率が変わります。
ゴールド会員 | 2倍 |
プラチナ会員 | 3倍 |
ダイヤモンド会員 | 4倍 |
プレミアムカードデー(毎週火・木)
プレミアムカードデーは、楽天プレミアムカード・ブラックカードを保有しているユーザー限定で、火曜日と木曜日にポイントが+1倍になるイベントです。
5と0のつく日や、セールが開催されている日に合わせて商品を購入すると、より多くのポイント還元を受けられます。
セールやイベントに参加する際の注意点
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セールに合わせて在庫を確保する
セールやイベントに参加する際は、セールに合わせて在庫を確保しておく必要があります。
セール期間中に在庫を切らして販売チャンスを逃すことはもちろん、セールで販売した実績はセール終了後(通常販売時)の検索結果にも影響します。
セールで売り切ってしまうと、せっかく積み上げた実績を活かしきれなくなるので、セール後も在庫を切らさないのがベストです。
これまでのセールの実績などを元に、在庫数をしっかり確保しておきましょう。
サーチ申請を忘れずに行う
楽天のセールでは、割引を押し出す際に「半額サーチ」「割引サーチ」などの特集を組むことがあります。
割引サーチの検索対象になるには、事前にイベント商品申請が必要です。
割引サーチの対象になっているか否かで、スーパーSALE期間中の集客に大きく影響しますので、10%以上の割引商品は漏れなく申請しましょう。
また、割引率は「小数点以下切り捨て」で計算しますので、割引率をうっかり四捨五入で計算しないよう注意してください。
セール終了後は販売期間指定の解除を忘れずに
イベント商品申請を行った商品は、販売期間をセール期間中に設定することがあります。
その設定のままだと、販売期間が終了している扱いになるため、セール終了後に商品が販売されない状態になります。
見落としてしまうと、セール期間中に販売した実績で検索結果に有利な商品が、検索結果に表示されなくなりますので、セール期間が終了したら販売期間指定を解除しましょう。
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まとめ
楽天市場には、楽天ポイントを効率的に増やしたいヘビーユーザーから、ポイントをそこまで重視していないライト層まで幅広い客層が混在しています。
そのため、ポイント獲得を押し出した楽天ユーザー向けのキャンペーンと、割引やクーポンを押し出したライト層向けのキャンペーンがそれぞれ用意されています。
それぞれに刺さる打ち出し方は異なるため、ヘビーユーザーとライト層でそれぞれの施策を用意し、より効率的に運営していきましょう。