商品マスタとは?作り方やEC運営において重要な理由を詳しく解説!

商品マスタがどういうものか分からない!

商品マスタの作り方が分からない!

そんな悩みを抱えている方に向けてこの記事では商品マスタの解説や作り方、EC運営において重要な理由を解説します。

ぜひ参考にしてください。

公式LINEでお得情報配信中
 
POINTAmazon売上UPのための最新情報まとめを配布中!

ECグロースラボを運営するWacwarksの公式ライン配信が開始しました!

今なら、Amazonで売上を上げるための最新情報をまとめた資料を無料で配布しています!

また、限定で実施している無料EC相談のご案内や、おすすめツールの紹介など、EC事業者さまの売上をupさせるお得な情報を配信しているのでぜひ登録してください!

公式LINEを追加する!

商品マスタとは?取り扱っている商品情報のこと

商品マスタとは、自社の取り扱い商品情報をまとめたものをいいます。DXの基盤となる商品マスタは、特定のニーズを持つ消費者の興味関心を引くために、密度の高い情報をデータベースに入力することが大切です。

商品マスタを登録する際は、以下のステップで作業していきます。

  • 情報の収集や分別
  • 読み取った情報をデータベースへ入力
  • 内容の確認や修正

ユーザーの知りたい情報が記載できるよう、ニーズも調べておきましょう。

商品マスタを管理する理由は?EC運営を最適化するため

商品マスタは、しっかりと管理する必要があります。なぜなら、ECサイトの運営を最適化していく必要があるためです。

例えば、複数のECサイトを運営し、それぞれのサイトで異なる商品マスタを登録している場合。ECサイトごとに異なるコードを入力すると、配送や出荷、梱包などでトラブルが起こる可能性があります。

商品マスタを統一していないと、物流の効率が悪くなり、発送スピードが低下します。上がるはずだった売上が低迷し、人件費も余分にかかるかもしれません。

売上向上のために、商品マスタを定期的にメンテナンスすることが大切です。

商品マスタに登録する項目

商品マスタに登録する項目を紹介します。

商品に関する基本情報

まずは、商品に関する以下の基本情報をデータベース上に入力していきます。

  • 商品名
  • 商品ID
  • 製品コード
  • 型番
  • JANコード

商品名や商品IDだけでも商品マスタの登録は可能です。しかし、販売実績以外のデータを分析するには不十分といえます。JANコードまでしっかりと入力しましょう。

商品の仕入れに関する情報

次に、商品の仕入れに関する以下の情報を登録します。

  • 仕入れ値
  • 仕入れ先
  • 原価
  • 納期
  • ロット数

仕入れ先の情報を入れると、原価を計算しやすくなり、仕入れ先ごとの販売実績も分かります。仕入れに関する情報も、しっかりとデータベース上に残しておきましょう。

商品の特徴に関する詳細な情報

最後に、商品の特徴や価格などの詳しい情報を入力しておきます。

  • 商品カテゴリー
  • 発送した商品のサイズ
  • 販売価格
  • 配送業者

上記の項目をデータベースに登録すると、用意すべき梱包材が分かり、カテゴリーごとの利益率もまとめられるでしょう。必要に応じて入荷日も入れると、発送業務がスムーズに行えます。

業務効率化のためにも、商品の詳細な情報を登録することが大切です。

商品マスタを管理する方法

商品マスタのデータベースを管理する方法を、3つの手順で解説します。

1.商品マスタを設定するルールを定める

まずは、商品マスタを設定するために、共通のルールを定めましょう。

  • 商品IDの桁数を揃える
  • 「1つのIDにつき1つの商品」を守る
  • 採番ルールを統一する
  • 商品が増えていくことを考慮したシステムを作る

今後、商品が増えていくことを予想しつつ、余裕をもって桁数を用意することが大切です。ある程度のルールを定めて商品マスタを登録すると、メンテナンスの業務が減り、取り扱う商品を管理しやすくなるでしょう。

2.表記ゆれや属人化を防ぐために更新手順を定める

表記ゆれや属人化を防ぐために、更新の手順を定めましょう。商品名の間違いが起きると、発送したい商品が見つからない事態も起こりえます。

登録時のマニュアルを作成し、誰が作っても統一された商品マスタが作れるよう準備しましょう。

3.メンテナンスで常に最新の状態に保つ

商品マスタは、定期的にメンテナンスを行い、常に最新の状態に保つ必要があります。使用していないIDは除外し、表記ゆれがないかをチェックしましょう。

ECサイトに合わせた最適なマスタ管理は、業務の効率化やDX化に繋がります。

商品マスタの作成例

商品マスタの作成例を紹介します。

商品名レディース財布pink
ショウヒンメイレディースサイフピンク
商品ID1234
製品コード10000001
型番XB2039
JANコード1234567890123
仕入れ先○○工場○○
商品カテゴリーレディース長財布
ロット数20
納期2023年11月1日
仕入れ値400円
販売価格1,500円
定価1,200円
発送した商品のサイズ8cm×20cm×2cm
配送業者ヤマト

ここでは、最低限の情報を入力しています。セット販売されている場合は、まとめる商品の情報も入力しましょう。

商品マスタを管理する際の注意点

商品マスタを管理する際の注意点を紹介します。

商品マスタの管理システムを構築する

商品マスタを管理する際は、将来的な販売業務を見据えた管理システムを構築しましょう。

特に、商品IDが被ると、発送する商品が見つけられなかったり、物流会社が混乱したりなどして、業務が非効率になります。今後変更されないであろう情報を使い、商品IDを作成してください。

複数人で管理する場合は、データベース入力マニュアルを作成し、1人1人のミスを減らしていきましょう。

商品の数が増えても登録できるように桁数を確保する

ECサイト運営は、商品の数を増やして販売実績を上げていきます。登録できる商品IDの桁数が少ないと、商品が増えても分類できず、全てのIDを変更する作業が必要になります。

あらかじめ、IDの桁数は余裕をもって設定しましょう。

まとめ:商品マスタを適切に管理してECサイトを運営しましょう

商品マスタとは、ECサイト運営を最適化するために、商品情報をまとめたものです。販売実績や利益率の計算だけでなく、配送業務の効率化も図れるでしょう。

商品マスタの定期的なメンテナンスと、データベースのマニュアル化により、最適なEC運営を目指しましょう。

この記事を書いた人

株式会社Wacworks 代表取締役社長 舟瀬

2021年11月に創業。自社サイト、楽天市場、Yahooショッピング、AmazonなどECサイト・モールに特化したコンサルティング事業を行っています。"売上をグロースさせたことがあるコンサルタント"のみをパートナーとしてアサインし、EC事業者さまの売上・利益を最大化するお手伝いをさせていただきます。