Amazonで新しい商品を出品すると「ブランド名の出品申請」などの出品許可申請を求められる場合があります。
それまで出品していた商品では出品許可申請が必要なかった場合、何をすればいいのか戸惑ってしまいますよね。
この記事では、初心者セラーがつまずきやすい出品申請について解説していきます。
商品を出品する際に、慌てず的確に対応できるよう、しっかり理解していきましょう。
「Wacworks」では、Amazonのブランド名の出品申請方法や戦略でお悩みの方に向け、現状の最適な施策を打ち出します。
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競合分析や市場分析がうまくいかずに悩んでいる場合は、お気軽にご相談ください。
目次
「ブランド名の出品申請」とは出品許可申請のひとつ
ブランド名の出品申請とは
Amazonでは、商品を出品する際に制限を設けている商品があり、出品するために申請を求められる場合があります。
申請が必要なブランドは、一部のアパレルブランドや家電系ブランド、スポーツ用品ブランドなどさまざまですが、出品申請が必要とされるブランド名は公表されていません。
商品を出品しようとして「ブランド名の出品申請」を求められた場合は、その商品のブランドに出品制限がかけられています。
Amazonの指示に従って出品申請を行い、その申請が承認されなければ出品できませんので気を付けましょう。
「ブランド名の出品申請」は、メーカーや卸業者、ブランドなどに発行してもらった書類を提出する必要があり、申請が承認されれば出品できます。
Amazonの出品許可申請とは
Amazonでは特定のカテゴリーや商品に対して出品制限がかけられることがあります。
Amazonは、偽物を販売しようとする悪質なセラーの排除や、悪徳業者から仕入れた偽物を出品できないよう、流通元の不明な商品をAmazonで販売できないよう、独自の制限をかけています。
そのため、出品許可を申請する際は、Amazonに「間違いなく正規ルートから仕入れている」と証明できる書類の提出が必要になるのです。
カタログから相乗り出品する際に、出品許可申請が不要な商品の場合は「この商品を出品する」というボタンが表示されます。「出品許可を申請」のボタンが表示された場合、出品許可申請の手続きを行い、許可がおりないと出品できない商品だということが分かります。
カテゴリの出品申請とは
Amazonでは、特定のカテゴリにも出品制限を設けています。
出品制限が指定されているのは以下のカテゴリです。
- 玩具
- 乳幼児・子供用品
- 防災・安全保護用品
- 家電製品
- 生活用品
- レジャー関連製品
- 車・バイク・自転車関連製品
- レーザー発光製品
- 化学製品
- ガス器具関連製品
家電商品のサブカテゴリも出品制限にあてはまります。
- 直流電源装置(ACアダプアター、充電器)
- リチウムイオン蓄電池
- 照明・電灯
- 暖房器具
- 調理家電
- 理容家電
- 一般家電
カテゴリに属する商品の全ての商品に制限がかかっているというわけではなく、カテゴリ内の一部の商品で制限がかかっていることが多いです。
また、ここで挙げたカテゴリ以外にも、食品系の商品にも出品制限がかかっている事例もあり、商品の安全性が重要な商品には制限がかかりやすい傾向があります。
ASINの出品申請とは
カテゴリやブランドだけでなく、特定の商品(ASIN)にも出品制限がかけられている場合があります。
また、同じカテゴリの類似商品は制限がかかっていないのに、ある商品だけ出品制限がかかるケースも。
自店で取り扱いたい商品がある場合は、出品申請の有無を確認しておきましょう。
出品申請の対象基準は非公表
出品申請が必要な商品の詳細な対象基準は公表されていません。
新規出店して間もない店舗ほど出品制限にかかるケースがあり、出品申請は必ずしも商品やカテゴリ、ブランドに掛けられているとは限りません。
店舗がアクティブかどうか、販売実績数やアカウント健全性を使って出品申請が必要かどうかを設定しているのではないか、とも言われています。
そのため、出店して間もない店舗は特に、これから取り扱いたい商品がある場合は「自店で出品する際は出品制限がかかるのか」をチェックしておくと良いでしょう。
Amazonで出品する際は、カタログで商品を確認してから相乗り出品をする流れが一般的です。相乗り出品で競合と戦う戦略については、以下の記事を参考にしてください。
ブランド名の出品申請の有無は仕入れ前に確認しよう
仕入れ前に確認しておくべき理由
Amazonで商品を出品する際は、以下のいずれかに振り分けられます。
- 出品許可申請がなくても出品できるもの
- 出品許可申請がないと出品できないもの
- 出品できないもの
出品できない商品の可能性も含めて、仕入れ前に確認しておく必要があります。
また、出品許可申請を行う際、商品の仕入れ数が10点以上でなければ出品申請を通過できない場合があります。
実際に「出品制限があるのを知らずに、仕入れ値が高い高額ブランド品を試しに3点だけ仕入れたら、仕入れの数が足りないため出品申請が通らなかった」というケースもあります。
そうなるとAmazonで販売できない在庫を抱えてしまうので、リスクを避けるためにも出品許可申請の有無を確認しておくことが大切です。
セラーセントラルで出品申請が必要か確認できる
出品申請が必要かどうかは、セラーセントラルの商品登録画面でチェックできます。
セラーセントラルにログイン
>「在庫」タブから「商品登録」をクリック
>「アプリケーション、出品を管理するにはこちらをクリックします」をクリック
>検索ボックスから出品したい商品を検索
検索で表示された商品に出品申請が必要な場合は、「ブランド名の出品申請が必要です」といったコメントと「出品許可申請」ボタンが表示されます。
このコメントで、必要な申請が「ブランド名の出品申請」「カテゴリの出品申請」「ASINの出品申請」のいずれに該当するのかが確認できます。
Amazonの出品許可申請のやり方
出品許可申請で必要な書類を用意する
出品申請が必要な条件は、ブランドやカテゴリ、セラーごとにそれぞれ変わってきますが、基本的には「メーカーや卸業者が発行した請求書」が提出できればOKです。
ただし、出品申請で提出する請求書は、以下の条件をすべて満たす必要があります。
- 申請日より180日以内に発行されている
- 出品者の名前・住所を含んでいる
- メーカーまたは卸業者の名前・住所を含んでいる
- 合計10点以上の商品が購入されている
商品を仕入れた際に同梱されることが多いですが、もし手元にない場合でも、仕入れ元へ問い合わせれば用意してもらえます。提出はデータで行うので、PDFや画像データで用意しておきましょう。
ブランド名の出品申請の場合、ブランドから「商品の販売を許可する書類」が発行されていれば、そちらの書類で申請できる場合があります。請求書の購入点数が足りない場合は販売許可の書類を用意しましょう。
商品登録画面から出品許可申請をする
出品許可申請を行う際は、セラーセントラルから以下の手順で出品申請のページを開きます。
セラーセントラルにログイン
>「在庫」タブから「商品登録」をクリック
>「アプリケーション、出品を管理するにはこちらをクリックします」をクリック
>検索ボックスから出品したい商品を検索
>検索で表示された該当商品の「商品出品申請」ボタンをクリック
出品申請で必要な情報は、ブランド、カテゴリ、ASINによって増減します。
画面に従って
- 書類のアップロード(必須)
- 画面に従って連絡先を入力(求められた場合のみ)
を入力して送信すれば出品申請は完了です。
出品申請の審査結果はメールで届きますので、連絡を待ちましょう。
※審査には数日かかる場合があります。
出品申請状況を確認する
出品申請後の審査状況は、セラーセントラルでも確認できます。
セラーセントラルにログイン
>「在庫」タブから「商品登録」をクリック
>「アプリケーション、出品を管理するにはこちらをクリックします」をクリック
上記の流れで「出品申請のステータス」画面が表示され、右列にある「ステータス」にて状況を確認できます。審査に落ちた場合、何度でも再申請することは可能です。
ただし、ステータスには結果だけが表示され、審査不通過の際の理由等は開示されません。
出品規制については以下の記事でも詳しく解説しているので、参考にしてください。
ブランド名の出品申請ができない場合の原因と対処法
申請書類の内容が条件を満たしていない
ブランド名の出品申請が不通過な場合、まずは申請書類の内容が以下をクリアしているか確認しましょう。
- 申請日より180日以内に発行されている
- 出品者の名前・住所を含んでいる
- メーカーまたは卸業者の名前・住所を含んでいる
- 合計10点以上の商品が購入されている
また、提出した書類の端が切れていて、日付や住所等が確認できなかった場合もありますので、そちらも併せて確認してみてください。
ブランド名の出品申請では、請求書が提出できなくてもブランドの販売許可証を提出すれば許可が下りる場合があります。
商品の仕入れ点数が足りない場合は、仕入れ元に販売許可証を発行してもらえないか確認してみましょう。
販売実績が少ない
提出している書類に不備が確認できなかった場合、販売実績が少なくて通過できない場合があります。
また、直近での販売実績で判断されるため、開店して1年未満、店舗が稼働しているのか判別しにくいなども、出品許可申請の許可基準をクリアできないことがあります。
その場合は、すぐには出品許可が下りないため、出品申請不要の商品などで販売実績を作ってから再度申請してみましょう。
どちらもクリアしているのに出品申請が通らない
Amazonでは取り扱えない商品だった場合や、開示されないAmazon側の理由で、申請書類も販売実績も問題ないのに出品申請が通らないこともあります。
販売に繋げられなければ、お金を払って仕入れたのに販売できず、赤字と在庫を抱えてしまいます。
その場合は、メルカリやラクマ、ヤフオクなどで販売をするか、買取業者に売却してAmazon以外の場所で販売する手段を取りましょう。
特に、型落ちやトレンドの移り変わりなどがあり、在庫を持ち続けると商品価値が下がる場合は、Amazonが許可を出すのを待つ間に他の販売手段も進めておくことをおすすめします。
ブランド名の出品申請でお困りの方はWacworksへご相談ください
Amazonでは、出品の際の申請や商品の選定など、初心者がつまずきやすいポイントが多く存在します。
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まとめ
Amazonで運営をする中で、ブランド名の出品申請や出品許可申請などの出品でつまずく方は珍しくありません。
出品に細かく制限をかけるのは、悪質な店舗を防ぐために必要な手段です。
ユーザーに不利益を被らせないために必要な対策なので、今後ますます出品申請が増えるのではとも言われています。
申請の手順は慣れたらすぐにできるようになりますので安心してください。
最初はAmazonの独特なルールに戸惑ってしまうことも多くありますが、ひとつずつ理解していきましょう。
「Wacworks」では、Amazonのブランド名の出品申請方法や戦略でお悩みの方に向け、現状の最適な施策を打ち出します。
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