「低予算で売上を伸ばしたい」などと考えている方もいるでしょう。
そのような方には楽天RPP広告がおすすめです。
最低予算が5,000円から出稿できるので、楽天市場に参入したての方でも楽天RPP広告は活用できます。
本記事では、楽天RPP広告の概要や設定方法、効果を高めるためのポイントなどを解説するので参考にしてください。
楽天RPP広告とは
楽天RPP広告とは、検索したキーワードに関連した商品が表示される広告のことです。特定のキーワードで検索すると、上位に「PR」と記載された商品が表示されますが、これが楽天RPP広告に出稿している商品です。
ピンとこない方のために、まずは以下の画像をご覧ください。
上記の画像は楽天市場で「たい焼き」と調べた結果です。上段に表示された商品名の冒頭に「PR」という文字が含まれています。この「PR」がついているのが楽天RPP広告です。
上記画像でいえば、上段の左から4つ目までの商品が楽天RPP広告で出稿しています。このように、検索したキーワードに関連する商品が表示されるのが楽天RPP広告の特徴です。
楽天RPP広告の4つの特徴
楽天RPP広告の特徴は以下の3つです。
- コンバージョンに近い段階で費用が発生する
- 低予算で運用できる
- 購買意欲の高いユーザーに訴求できる
それぞれ解説します。
コンバージョンに近い段階で費用が発生する
楽天RPP広告はクリック型課金を採用しています。楽天RPP広告で出稿した商品がクリックされたタイミングではじめて費用が発生します。つまり、商品がクリックされた=コンバージョンに近いタイミングで費用が発生します。
したがって、出稿している分には費用は発生しません。掲載するだけで費用の発生する広告は費用が無駄になってしまうリスクもありますが、楽天RPP広告であれば費用面のリスクを限りなく減らせるでしょう。
低予算で運用できる
楽天RPP広告の最低月予算は5,000円です。予算に達した場合、それ以上費用が発生する心配はありません。また、クリック単価をキャンペーンや商品ごとに決められるのも特徴です。リーチしたい商品のみクリック単価を上げるなど、活用法はさまざまです。
購買意欲の高いユーザーに訴求できる
前述のとおり、楽天RPP広告は検索するキーワードに関連する商品が表示されます。そのため、購買意欲の高いユーザーに商品を訴求できます。楽天RPP広告を活用すれば、商品を購入してもらえる確率が少なからず高まるでしょう。
楽天RPP広告の仕組み
楽天RPP広告の表示率を決めるのは以下の要素といわれています。
- 商品の売上件数
- 商品の売上額
- レビュー数
- 商品のクリック率
- 品質スコア
中でも、商品の売上額が多い商品が露出しやすいといわれています。そのため、新規商品ではなく、すでにある程度の売上額のある商品を出稿するのが売上アップへの近道といえるでしょう。
楽天RPP広告の設定方法
楽天RPP広告を設定するには以下のステップを踏みます。
- 楽天RMSにログインする
- メニューバーの「広告・アフィリエイト・楽天大学」をクリックする
- 「広告」をクリックする
- 「検索連動型広告(RPP)」をクリックする
- 画面左にある「キャンペーン」をクリックする
- 新規登録をクリックする
上記の手順を踏めば、あとはキャンペーン名や予算、クリック単価などを決めれば出稿できます。設定が完了次第、24時間以内に自動的に出稿されるので気長に待ちましょう。
楽天RPP広告の効果を高めるポイント
楽天RPP広告の効果を高めるポイントは以下の3つです。
- 個別にキーワードとCPCを設定・調整する
- 除外商品を設定する
- レポートから改善点を見つける
それぞれ解説します。
個別にキーワードとCPCを設定・調整する
個別にキーワードとCPCを設定することで、楽天RPP広告の効果を高めやすくなります。キーワードを設定しなければ、購買意欲の高いユーザーに訴求しづらくなります。そのため、どのキーワードで商品を表示させたいのかを決めましょう。
また、露出度を高めたい商品の入札単価を上げるとユーザーにリーチしやすくなります。
除外商品を設定する
除外商品を設定することも忘れてはいけません。そもそも楽天RPP広告の初期設定では、全商品が入稿対象になっています。利益率の低い商品が入稿されていても、効率的に売上は伸ばせないでしょう。最悪、赤字になりかねません。そのため、どの商品の売上を伸ばしたいかを決めたうえで、それ以外の商品は除外しましょう。
レポートから改善点を見つける
楽天RPP広告はレポートで分析できます。レポートで確認できる項目は、RPP広告経由のアクセス数や売上額などです。これらのデータを分析して改善していけば、より効果の高い出稿につながります。
楽天RPP広告を運用する際の注意点
楽天RPP広告を運用する際の注意点は以下の4つです。
- 初期設定は全商品が対象となっている
- 最初にクリックされた商品がレポートに計上される
- 検索結果は常に変動している
- 設定した予算は自動で翌月も適用される
それぞれ解説します。
初期設定は全商品が対象となっている
前述のとおり、初期設定では全商品が出稿対象です。出稿させたくない商品は除外設定をしましょう。
検索結果は常に変動している
楽天RPP広告の表示順位はその時々により変動します。たとえば、自社商品よりも売上が多かったりクリック単価が高かったりする商品が出稿されると、自社商品の露出度が減ってしまう可能性があります。
定期的に表示順位を確認して、キーワードや入札単価などを見直す必要があるでしょう。
設定した予算は自動で翌月も適用される
楽天RPP広告で設定した予算は自動で翌月も適用されます。したがって、時期によっては大幅に予算を使ってしまう恐れがあります。たとえば、楽天のセールに合わせて普段よりも予算を高く設定したとしましょう。
しかし、セールは今月までです。予算を設定し直さなければ、翌月もセール時の予算が適用されてしまいます。逆に、楽天のセールを活かすには、前月に予算を設定し直す必要があるでしょう。
楽天RPP広告の費用対効果を高めるためにも、毎月設定予算が適切かを確認しましょう。
まとめ
楽天RPP広告とは、楽天市場の検索結果の上位枠に商品を表示させられる広告のことです。出稿された商品は、商品名の冒頭に「PR」と記載されます。
楽天RPP広告は購買意欲の高いユーザーに訴求できる広告手法なので、うまく活用すれば商品の売上を大きく伸ばせるでしょう。
そのためには、個別にキーワードと入札単価を設定したり、レポートを使って改善したりしましょう。
低予算で出稿できるので、楽天市場に参入したての方も、RPP広告の活用を検討してみてはいかがでしょうか。