Amazon限定ブランドとは?売上が伸びる?メリットとデメリットを解説!

Amazon限定ブランドって何?

Amazon限定ブランド登録の注意点は?

などといった悩みを抱えているEC担当者の方は少なくないのではないでしょうか。

この記事ではAmazon限定ブランドの解説や、メリット・デメリットを詳しく紹介します。

ぜひ参考にしてください。

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Amazon限定ブランドとは?

Amazon限定ブランドとは、自社で開発した商品をAmazonのみで販売するブランドのことをいいます。登録すると、Amazonからさまざまな優遇が受けられる場合があります。

Amazon限定ブランドとして登録すると、自社サイトを含む他のECサイトで同じ商品を販売できなくなるため、注意しましょう。

また、「Amazon限定ブランドが終了している」という情報がありますが、公式サイトでの発表はされていません。

登録要件

Amazon限定ブランドの登録要件は、以下を参考にしてください。

  • 売上や販売数などの実績を上げる
  • 専用のアカウントを作成する
  • 商標登録を行う
  • Amazon以外で販売しない

Amazon側では、ブランド登録の審査が行われます。審査の基準は公表されていませんが、審査が通ると、承認メールが届きます。

最低限のAmazon限定ブランドの概要を確認し、審査が通るように準備しましょう。

Amazonブランドとの違い

Amazonブランドとは、Amazonが開発から販売まで手がけるブランドのことです。低価格かつ高品質な商品を取り扱っている点が特徴です。

例えば、「by Amazon」や「SOLIMO(ソリモ)」など。

「Amazon限定ブランド」は自社で開発した商品を売るブランドなのに対し、「Amazonブランド」では、Amazonで作られたアイテムのみを販売しています。

Amazon限定ブランドのメリット5選

ここからは、Amazon限定ブランドに登録するメリットを5つ紹介します。

AmazonVine先取りプログラムに無料で参加できる

Amazon限定ブランドに登録すると、「Amazon Vine 先取りプログラム」に参加できます

Amazon Vine 先取りプログラムとは、信頼性のあるレビュアーに商品を届け、レビューがもらえる制度のことです。

販売開始前からレビューを反映できると、レビューを見たユーザーからの信頼が得やすく、さらなる購入者の獲得に繋がるでしょう。

限定ブランド枠の広告で商品をアピールできる

Amazon限定ブランドに登録すると、専用の広告枠を使って商品を宣伝できます。

主な広告枠は、以下の通りです。

  • 「Amazonブランド・限定ブランド」
  • 「Amazonブランド等」
  • スポンサープロダクトと同列の1列目

目立つ位置に配置できることで、SEO対策にも繋がります。クリック数が上がり、購買率も上がるでしょう。

Amazon担当者が競合商品・KWを調査してくれる

Amazon限定ブランドの登録メーカーは、運営のスペシャリストが1名つきます。担当者に競合商品やキーワード調査を任せられ、運営における疑問があれば、相談もできます。

いい商品でもマーケティングで失敗すると、思うように売れないこともあるでしょう。

時間と手間のかかるリサーチを担当者に任せて、売上アップを目指しましょう。

無料かつ手続きいらずでセールに参加できる

本来であれば手数料がかかるセールも、無料で参加できます。また、面倒な手続きも不要です。

例えば、Amazonプライムデーは4,900円がかかりますが、限定ブランドに登録していると無料でセール商品を打ち出せます。

セール期間は1商品の売上が下がるため、無料で参加できるのは魅力的です。

Amazon限定ブランドのデメリット・注意点

Amazon限定ブランドには、メリットだけでなく、デメリットも存在します。注意点として把握しておきましょう。

Amazon以外のECサイトで販売できなくなる

Amazon限定ブランドに登録すると、他の販路がなくなります。自社含め他のECサイトでの販売ができないためです。

大量の在庫を抱えた場合でも、Amazonで売り続ける必要があります。在庫処分に困った際は、Amazon上の無料のセールへ参加してください。

売りたい商品ではなく、売れる商品を販売することが大切です。専任のAmazon担当者に相談してみましょう。

販売手数料が増加する

Amazon限定ブランドに登録すると、販売手数料が7%増加します。通常の販売手数料は、8〜15%です。つまり、15〜22%を負担しなければなりません。

手数料が上がるため、原価が低いアイテムや大幅な利益が出る商品を出品しましょう。

生産工場や仕入れ先の開示が必須になる

Amazon限定ブランドに登録する商品は、生産工場や仕入れ先の開示が必要です。なぜなら、Amazonはイメージや品質にこだわったアイテムの出品を理想としているためです。

国産にこだわりを持つユーザーが多く、海外産は認められないケースもあります。できるだけ国産商品を選びましょう。

FBAを利用しなければならない

Amazonの倉庫「FBA」の利用が義務付けられています。FBA倉庫(フルフィルメントセンター)とは、全ての販売業務を代行してもらえるサービスです。注文受付や発送業務だけでなく、クレーム・トラブル対応も任せられます。

在庫保管手数料や配送代行手数料がかかるため、費用がかさむ場合もあるでしょう。また、医薬品や生ものなどは納品できません。

一方で、24時間365日対応のため、トラブル時でも安心です。Amazonが行う配送業務のため、顧客からの信頼も得やすいでしょう。

限定ブランド用アカウントを作成しなければならない

Amazon限定ブランドに登録するために、専用のアカウントを作る必要があります。なぜなら、限定ブランドとしての健全な運営を管理するためです。

複数のアカウントのうち1つでも問題のアカウントが発覚すると、全てのアカウントが一時停止されるリスクもあります。

複数のアカウントを管理するために、体制を整えましょう。

Amazon限定ブランドについてよくある質問

Amazon限定ブランドに関するよくある質問を紹介します。

Amazon限定ブランドは怪しいと思われませんか?

「怪しい」と思われる可能性は低いといえます。

Amazon限定ブランドは、登録までに工数を要し、厳選されたブランドのみが販売できます。高品質なアイテムを出品するメーカーが多いのが特徴です。

商品選択ページのAmazon限定あり・なしの違いは何ですか?

商品ページで購入に移る際、「Amazon限定あり」「Amazon限定なし」を選択できる画面があります。あり・なしの違いは、限定特典がつくか・つかないかです。Amazon限定ブランドに関する表記ではありません。

Amazon限定ブランドを使わなくても売り上げを伸ばす方法

Amazon限定ブランドに登録せずに、売上を伸ばす方法を紹介します。

自分で調査する

Amazon限定ブランドでは運営のスペシャリストが1名付きますが、利用しない場合は自分で競合調査やKW調査を行う必要があります。

売れる商品や流行りの商品を探し出してください。Amazonの検索画面で多く出てくるKWを調査すると、顧客のニーズを理解できるでしょう。

また、商品ページの設定も大切です。競合ブランドが載せている画像や紹介文をリサーチし、差別化を行う必要があります。

ECサイト運営において重要なポイントは、競合商品やKWの調査です。問題なくリサーチができる方は、自分で調査する方法をおすすめします。

Amazon運営代行サービスを利用する

次に、Amazon運営代行サービスを利用し、売上を伸ばす方法です。AmazonSEOでの上位表示はもちろん、立ち上げをサポートするサービスも展開している企業もあります。

Amazonのアルゴリズムを熟知しているコンサルティング会社を選ぶと、売上を伸ばすための的確なアドバイスがもらえるでしょう。

自力での運営やリサーチに自信が持てない場合は、運営代行サービスに相談してみてください。

まとめ:Amazon限定ブランドを上手に使おう

今回は、「Amazon限定ブランドとは?」について、登録するメリットやデメリットなどを交えて紹介しました。

Amazon限定ブランドとは、自社の開発商品をAmazonでのみ販売するメーカーのことです。担当者が1名付き、無料でセールへ参加できるため、売上が上がる可能性が高くなります。

Amazon限定ブランドを活用し、ECサイトを上手に運営しましょう。

この記事を書いた人

株式会社Wacworks 代表取締役社長 舟瀬

2021年11月に創業。自社サイト、楽天市場、Yahooショッピング、AmazonなどECサイト・モールに特化したコンサルティング事業を行っています。"売上をグロースさせたことがあるコンサルタント"のみをパートナーとしてアサインし、EC事業者さまの売上・利益を最大化するお手伝いをさせていただきます。