ABテストでAmazonの収益を最大化!概要ややり方、コツを紹介

「クリック率やコンバージョン率がどれくらい変わるか比較してみたい」
「ABテストを活用してみたい」

このように考えている方もいるのではないでしょうか。

Amazonで効率的に売上を上げるには、商品ページの最適化が課題となるため、ABテストは非常に有効な手段です。

この記事では、ABテストの概要ややり方、メリット、注意点をまとめています。

ABテストを検討している方や、ABテストをどのように役立てたら良いのか知りたい方は、参考にしてください。

「Wacworks」では、AmazonのABテストでお困りの方に向け、店舗ごとに最適な施策を打ち出します

 

  • AmazonのABテストを的確に行い、売上を伸ばす体制を整えたい
  • Amazonで転換率を上げて利益率を増やしたい
  • Amazonで競合店舗との差別化を図りたい

 

競合分析や市場分析がうまくいかずに悩んでいる場合も、お気軽にご相談ください。

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AmazonのABテスト(比較テスト機能)とは?

ABテストはコンテンツへの反応を比較検証するテスト

ABテストとは、広告やWEBページを2パターン運用し、どちらのパターンがより効果的かを測定する検証方法です。

通常のABテストは2パターンを一定期間ごとに交互に運用しますが、Amazonでは2パターンを並行して運用できます。

AmazonのABテストでは、商品画像やタイトル、テキストなどを比較し、その変更箇所がクリック率やコンバージョン率にどのような影響を及ぼすかを測定します。

特定の要素のみを変更することで、反応の良い要素を効率的に商品ページに取り込める施策です。

ブランド登録している商品のみASIN単位でテスト可能

AmazonのABテストは、自社のオリジナル商品やA+コンテンツをASIN単位でテストできます。

ただし、ABテスト機能を利用できるのは、商品カタログやA+コンテンツの編集権限があるアカウントのみとされており、ブランド登録済みのセラーでなければ利用できません。

また、比較検証に十分なアクセス数がない商品はABテストの対象から除外されます。ブランド登録している商品でも、実施できない場合がありますので気を付けましょう。

ASINについては、以下の記事で詳しく説明しているので、参考にしてみてください。

AmazonのABテスト(比較テスト)を利用するメリット

AmazonのABテストは同時並行で検証できる

Amazonが提供しているABテスト機能は、2つのパターンを同じ期間に並行して検証できます。

通常のABテストは、一定期間ごとに順番で検証するため、完全に同一の条件下での検証はできません。

そのため、同時並行で検証できるAmazonのABテストは、精度も高く、時間も圧縮できます

また、ブランド登録者であれば簡単に、かつ無料で利用できるため、積極的に活用していきましょう。

PDCAサイクルのスピードがあがる

商品ページなどを改善するには、現行のものを差し替える必要があります。

もし差し替えたものの反応が悪ければ、変更前のものに戻さなければなりません。差し替えた期間は反応が悪くなるため、売上も落ち込みます。

ABテストなら、2つのパターンを試してみて、結果が良かった方に差し替えれば済むため、売上の落ち込みも差し替えの手間も最小限に抑えられます。

ABテストを活用すれば、施策の改善スピードがあがり、反応の良い商品ページを早く仕上げられるでしょう。

AmazonのABテスト(比較テスト)を利用する際の注意点

一時的に効果が落ちる可能性もある

AmazonのABテストを実施している期間は、売上が落ちる可能性があります。

売上が落ちる原因となるのは、ABテストで使用した新しいパターンが、現行のものよりも効果が低かった場合です。

また、ユーザーが新しいパターンに慣れるまで時間がかかることでも、クリック率やコンバージョン率が一時的に低下することがあります。この場合、ユーザーが新しいパターンに慣れることで改善する場合もあるので、4週間程度の推移で判断しましょう。

検証結果に依存しすぎないようにする

ABテストは、実施期間の長さや回数によって、結果にバラつきが出る可能性があります。

1回や1〜2週間といった短期的なデータは、偶然の結果である可能性もあるため、ABテストは複数回実施することをおすすめします。

4週間以上や複数回のデータを使って分析することで、偶然の結果が均され、より精度の高いデータを得られます。

少ないトラフィック数では確かな結果が得られにくい

Amazonでは、トラフィックが十分ではないASINのABテストは実施できません。ASINごとに数週間以上の十分なトラフィックが必要となるため、まずはABテストの対象か確認しておきましょう。

また、少ないトラフィック数でABテストを行うと、偶然の影響を受けやすく、正確なパターンを見つけにくくなります。

特に、シーズンによって売れ行きに差が出る商品を検証する場合は、トラフィックが十分に見込めるタイミングでテストを実施するよう気を付けましょう。

AmazonのABテスト(比較テスト)で検証できる対象項目5つ

商品名

商品名は、Amazonの検索アルゴリズムに大きな影響を与える要素です。

効果的なキーワードが商品名に含まれていると、検索上位に表示されやすくなるうえ、ユーザーの目にも止まりやすく、クリック率やコンバージョン率の向上が期待できます。

そのため、商品名でABテストを実施する際は、タイプの異なるキーワードや商品名で比較すると良いでしょう。

商品名については、以下の記事で詳しく説明しているので、参考にしてみてください。

商品画像

商品画像は、ユーザーがキーワード検索した際、最初に目にする要素です。クリック率に大きな影響を与えるだけでなく、ブランド認知度にも寄与します。

ABテストで比較できる画像は「商品ページのメイン画像」です。比較用のメイン画像は、印象が大きく異なる画像を用意しましょう。

また、画像によってはクリック率が下がる可能性もありますので、リスクをしっかり理解したうえでテストを実施してください。

商品説明文

商品説明文は、商品ページの下部に表示されるテキストです。

商品ページの関連商品欄より更に下に表示されるため、読まないユーザーもいますが、画像ではわかりにくい部分を表現できることから、ユーザーの不安を払拭できる要素とされています。

また、テキストで表現できる商品説明文は、SEO対策としても有効です。検索結果表示を追求する場合、有効な要素となります。

商品仕様

商品仕様は、商品ページの画像の右側に記載されている「この商品について」という部分です。箇条書きで記載されており、5つまで設定できます。

商品説明文よりもユーザーの目に触れやすく、画像では伝えにくい部分の補足やSEO対策としても、トラブル防止策としても活用できる項目です。

商品仕様では、箇条書きの2つ目以降の項目は「もっと見る」をクリックしないと表示されないため、どの説明を1つ目に設定するかを比較するのも良いでしょう。

A+コンテンツ(ブランドストーリー含む)

A+コンテンツでは、商品詳細ページに画像やテキストを追加できる機能です。商品の特徴や魅力を具体的に訴求できるうえ、情報量を増やすことで検索エンジンの評価が向上するため、SEO対策にも有効な項目です。

ABテストの対象にはブランドストーリーも含まれるため、商品ページの要素を幅広く検証できるでしょう。

ブランド登録者が利用できる商品ページのおすすめ機能を以下の記事で紹介していますので、参考にしてください。

AmazonのABテスト(比較テスト)を実施する手順

AmazonのABテストは以下の手順で設定します。

  1. セラーセントラルにログイン
  2. メニューから「ブランド」を選択
  3. 「実験の管理」を選択
  4. 表示されたテーブルの右上にある「新規の比較テストの作成」をクリック
  5. プルダウンリストから商品画像、商品名などテストしたいものを選択
  6. テストを行いたいASINを検索
  7. 実施するABテストの詳細を設定
  8. 比較用のパターンを入力
  9. ABテストを送信する

以上の手順でABテストを設定すると、入力内容がAmazonへ送信され、審査に移ります。

申請が承認されれば希望開始日よりテストが開始され、承認されなかった場合は不可の理由が通知されます。

AmazonのABテスト(比較テスト)でより効果を出すためのコツ

仮説を立てて検証する

ABテストを実施する際は、仮説を立てて検証することをおすすめします。

やみくもにABテストを使って試行錯誤利用するより、テストの目的や改善したい点、どのような結果を期待するのか決めて実施する方が、検証結果を活かしやすく、効果的な改善に繋がります。

仮説を立てる際は、現在の商品ページで改善したい点をひとつ決め、「Aパターンの何がどう変われば、どのように改善できるのではないか」といった形で仮説を立てましょう

広告とのかけ合わせを検証する

AmazonでABテストを行う際は、広告も同時に検証しておくことをおすすめします。

BluetoothイヤホンでABテストをするのであれば、アクセスを集めるための広告でも「ブルートゥース機能を推すキーワード」と「デザインを推すキーワード」のように、複数の広告パターンでユーザーの反応がどのように違ってくるかを検証しましょう。

そうすると、ABテストが完了した段階で、2パターンの検証結果に加えて、それぞれの広告での反応も同時に収集でき、施策の改善スピードが早まります。

広告については、以下の記事で詳しく説明しているので、参考にしてみてください。

ABテストを一度だけで終わらせない

ABテストは一度だけで終わらせるのではなく、何度も実施するのが理想です。

何度もテストを行うと、偶然が反映された結果を排除することができ、より正値に近いデータが見えてきます。

また、ABテストで比較する対象は、画像、商品名、商品仕様などいくつもあります。商品ページの売上を最大化するには、反応の良いものに差し替えた後も、更に良いものに改善していく必要があります。

一度ABテストをして差し替えたらそれで終わりではなく、更に良いものへ入れ替えていくために、パターンを変えて何度もABテストを実施しましょう。

WacworksはAmazonのABテスト(比較テスト)のクリエイティブから携わります!

ABテストは、やみくもに実施するのではなく「PDCAを回す運用」をすることで、より効果的な訴求が可能になります。

Wacworksは、独自のクリエイティブチームを持っており、ABテストではクリエイティブから携わります。その際は、改善点を事前に洗いだし、仮説をしっかり立てたうえで実施するため、結果だけではなく「なぜ改善したのか」まで踏み込むアプローチが可能です。

Wacworksで実際にあった事例では、売上に伸び悩んでいた企業の販売戦略の見直しや広告の最大化、サイト内改善を行うことで、月の売上を2,260万円から5,920万円へ、2.6倍も伸ばすことに成功しています。

ABテストについて相談したい方は、120店舗以上の支援経験と実績があるWacworksへお問合せください!

まとめ

AmazonのABテストは、2パターンの検証を同じ期間中に実施するため、完全に同一条件下での比較検証が実現します。

ブランド登録していれば無料で利用できるため、ABテストの活用をおすすめします。

ただし、偶然の結果がまぎれる可能性もあるため、一度の結果で判断するのではなく、数回テストを行ったり、長期間かけたりして、正確なデータを蓄積するよう注意が必要です。

ABテストを取り入れることで、従来より正確な比較検証ができ、反応の良い商品ページを作るスピードを加速できるため、ぜひ活用していきましょう。

「Wacworks」では、AmazonのABテストでお困りの方に向け、店舗ごとに最適な施策を打ち出します

 

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この記事を書いた人

株式会社Wacworks 代表取締役社長 舟瀬