Amazonに商品を出品するときに注意しておきたいのが、出品制限があることです。
特に他のオンラインショッピングサイトと比べて出品制限が多すぎると言われているので、商品を出品したいならどんな制限がかかっているのか確認する必要性があります。
それでは、Amazonの出品制限とは何か、出品制限を確認する方法や原因、解除方法についてご説明しましょう。
Amazonの出品制限とは?
Amazonの出品制限とは、出品者に対してAmazonのセラーセントラルが対して設けている制限のことです。
出品が制限されているといっても全ての出品者に対してではなく、特定のメーカー・ブランドに対して制限がかけられています。
当然ながら制限されている商品を出品することはできないので、事前に制限されている商品を確認する必要性があるでしょう。
なお、Amazonは出品制限や出品規制の基準を公表していません。
出品制限を確認する方法
出品制限を確認する方法は、以下の通りです。
- セラーセントラルの商品登録画面から確認する
- Amazon Sellerアプリから確認する
- ショッピングリサーチャーを利用する
それでは、出品制限を確認する方法についてご説明しましょう。
セラーセントラルの商品登録画面から確認する
出品制限を確認するなら、セラーセントラルにログインして確認してみましょう。
セラーセントラルにログインし、「在庫」から「商品登録」をクリックします。
その後、検索窓に販売予定の商品のASINコードやJANコードで検索します。
表示された商品名の右横に出品するボタンが出ていれば出品できます。
制限がかかっている場合、出品許可を申請することができますが、「利用できません」と表示されている場合は解除されるまで待つ必要性があるでしょう。
Amazon Sellerアプリから確認する
Amazon Sellerアプリから確認する場合、アプリを起動して「商品登録」をタップします。
検索窓に商品名やJANコードを入力して検索し、出品したい商品を選びます。
商品画像に表示された鍵のマークをタップします。
制限がなければ「出品する」ボタンが表示されていますが、制限がかけられている場合は「出品許可が必要です」「出品許可を申請する」と表示されます。
ショッピングリサーチャーを利用する
GoogleChromeの拡張機能の一つであるショッピングリサーチャーを利用する方法もあります。
ショッピングリサーチャーを追加してから商品検索を行うと出品ボタンが表示されるので、クリックすることで「この商品を出品する」が表示されます。
それ以外が表示された場合は出品制限がかけられていることになります。
出品制限がかかる原因とは?
出品制限がかかる原因は、以下の通りです。
- 特定の商品にはあらかじめ出品制限がかけられている
- 出品許可申請が承認されていない
- Amazonセラーとしての実績が少ない
それでは、出品制限がかかる原因についてご説明しましょう。
特定の商品にはあらかじめ出品制限がかけられている
Amazonでは、特定の商品に対してあらかじめ出品制限がかけられています。
数多くのブランドやメーカーの商品が制限されているため、出品制限がかかっている場合は、販売許可申請を行って許可を得る必要性があるでしょう。
出品許可申請が承認されていない
出品制限がかかっているのは、単に出品許可申請が承認されていないケースも考えられます。
商品の卸売業やブランド、メーカーなどに発行してもらった証拠書類をAmazonに提出しないと出品が許可されません。
Amazonで出品しても問題ない商品なら、出品許可申請を行って承認されるのを待ちましょう。
Amazonセラーとしての実績が少ない
Amazonセラーとしての実績が少ない出品者は、基本的に出品制限がかけられます。
Amazonからの信用が足りていない状態なので、新規登録者は実績を積み重ねるところから始める必要性があるでしょう。
なぜAmazonは出品制限を設けているの?
Amazonが出品制限を設けている理由は、以下の通りです。
- ユーザーからの信頼性を高めるため
- 偽物が出品されないようにするため
- 流通元がハッキリしている商品を出品してもらうため
それでは、Amazonが出品制限を設けている理由についてご説明しましょう。
ユーザーからの信頼性を高めるため
Amazonが出品制限を設けているのは、ユーザーからの信頼性を高めるためです。
Amazonは世界最大のECサイトなので、顧客からの信頼が得られるように最大限尽力しています。そんな顧客が粗悪な商品を購入してしまっては、Amazonを続けて利用してくれなくなる可能性があるでしょう。
出品制限がないと室が悪い商品などが出品されてしまうため、Amazon自体の信頼度が下がるかもしれません。Amazonが信頼を失わないようにするため、そして安全性が高商品のみが出品できるように、出品制限が設けられているのです。
偽物が出品されないようにするため
Amazonが出品制限を設けているのは、偽物の商品が出品されないようにするためでもあります。
Amazonには事業者から個人まで実に多くの出品者がさまざまな商品を出品しているため、出品制限を設けることで偽物の商品が出品されないように対策しています。
Amazonを初めとするオンラインショッピングサイトは、基本的に画像と文章だけで商品を購入するか判断しなければならないため、偽物かどうか分かりません。
本物だと思って購入した商品が室が悪い偽物だと分かったとき、Amazonに対する信用度は大きく下がるでしょう。
そのようなことがないようにするためにも、Amazonでは出品制限をかけています。
流通元がハッキリしている商品を出品してもらうため
Amazonで出品制限を設けることによって、流通元がハッキリしている商品が出品されるようになります。
商品を購入するなら、流通元がどこなのか気になる人も多いでしょう。しかし、流通元がハッキリしていない商品は偽物や質が悪いことがほとんどなので、Amazonに対する信用度が下がる要因になります。
そこで出品制限を設けることで流通元がハッキリした商品しか出品できないようになっているため、顧客は安心して商品を購入できます。
出品制限を解除する方法
出品制限を解除する方法は、以下の通りです。
- 許可申請ボタンをクリックする
- 販売実績を積み上げる
- メーカーやブランドが発行した書類を用意する
それでは、出品制限を解除する方法についてご説明しましょう。
許可申請ボタンをクリックする
Amazonの出品制限を解除するなら、セラーセントラルの商品登録画面、Amazon Sellerアプリ、ショッピングリサーチャーのいずれかの方法で出品制限を確認した時に許可申請ボタンをクリックしてみましょう。
許可申請ボタンをクリックすることで制限が解除される可能性がありますが、もし解除されなければ後述の方法を試しましょう。
販売実績を積み上げる
出品制限がかけられている場合、販売実績を積み上げることで介助される可能性があります。
新しくアカウントを作成したばかりのときは販売実績がないため、Amazonセラーからの信用がない状態です。
コツコツと販売実績を積み上げることで信用されるようになるので、まずは販売実績を増やすことから始めましょう。
メーカーやブランドが発行した書類を用意する
メーカーやブランドが発行した証拠書類を発行してもらってから出品許可申請を行うのがおすすめです。
書類に何も問題がなければ、最短即日、長くても3日以内に出品できるようになります。
まとめ
Amazonは出品制限が多すぎると言われていますが、これはAmazonの信頼性を失わないようにするたえ、偽物を出品させないようにするため、流通元がハッキリしているものしか出品できないようにするためです。
販売実績が少ない場合は出品制限がかけられる可能性が高いので、出品許可申請を行いましょう。